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鹿児島で日本古来の伝統行事になぞらえた作品展 大島紬や白薩摩焼きも

会場となる鹿児島県民交流センター

会場となる鹿児島県民交流センター

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 鹿児島のNPO法人「JA・TSUMA(ジャツマ)」が6月19日・20日、鹿児島県民交流センター(鹿児島市山下町)2階展示ロビーで「夏越(なごし)の祓(はらえ)」を開催する。

「夏越の祓」のイベントロゴ

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 今回が初の開催となる同展。同NPOは「鹿児島の伝統工芸と日本の和の文化を守り・伝え・継ぎたい」と活動しており、「ジャツマ」はジャパンのJAと薩摩のTUMAを合わせた造語。

 会場には、和暦アドバイザーの有村真由美さん、畳縁小物作家の井川由美子さん、大島紬作家の坂口かおるさん、白薩摩焼き作家の七夕涼子さん、木目込人形作家の中馬貴美子さんら同NPOに所属する5人の作家の作品が並ぶ。

 会場入り口には「い草」で作った「茅の輪」、中央には七夕笹を用意し、願い事を書いて笹に飾ることもできる。短冊は鹿児島神社へ奉納するという。「夏越の祓」は、1月から半年の穢(けが)れや厄を落とし、残り半年の無病息災を祈るという日本の伝統行事。この行事になぞらえ、「令和3年前期の祓(はら)いと、後期を健やかに過ごせるように」との願いを込めた。

 代表理事の七夕涼子さんは「鹿児島の伝統工芸や日本の和の文化、伝統行事を少しでも感じてもらい、今一度、日本ならではの魅力を実感できる場にしていきたい。オリジナルの茅の輪をくぐって厄祓いし、作品を直に見て、触れて楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は、19日=12時~19時、20日=10時~17時。入場無料。

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