鹿児島・吉野町にイタリア料理店兼子ども食堂「Trattoria （トラットリア）野獣レストラン」（鹿児島市吉野町）がオープンして1月21日で2カ月がたった。

店内や料理

　2人の子どもの親でもある瀬ノ口さん夫婦が、「少しでも同じ親である方々に寄り添い、子どもたちも落ち着ける場所を提供したい」と子ども食堂も常設した店として開いた。店名には「食べ盛りの子どもたちはまさに野獣」という思いを込めた。

　席は全てフローリングの座敷席となっており、テーブル4卓を備える。キャンプ用の椅子を備えた席もある。そのほか、個室1室、テラス席（ペット可）1席も備える。子ども連れの場合でも「気兼ねなくゆっくりと食事ができる場を提供したい」という思いから、あえて座敷スタイルを選んだという。子ども向けの本やおもちゃ、ブランケットもそろえ、親が食事する間、子どもはすぐ近くで遊べる空間にした。

　メニューはナスとベーコンのトマトパスタ、ニンニク入りの明太子パスタ（以上1,000円）、卵とチーズのカルボナーラ（1,100円）など。そのほか旬の素材を使ったメニューがあり、「その時季にしか食べられないメニューが多い」とも。ランチタイムには、前菜やドリンクが付いたパスタセット(1,200円)も用意する。

　お酒はナチュラルワインを中心にそろえる。3種（2,000円）のワインセットもある。コーヒーはシングルオリジンの2銘柄やデカフェを用意し、ハンドドリップでいれる。

　常設の子ども食堂では4種のパスタを用意。寄付金をチケットにしており、子どもは1枚で1回、食事することができる。「日曜・祝日や塾帰り、部活帰りなどに子どもたちが寄ってくれる場所になっている。子ども食堂のメニューも普通のメニューと同じように、しっかりと作っている」と瀬ノ口さん。

　「小さなお子さま連れのお客さまに、ここなら大丈夫と思ってもらえる店にしていきたい」と話す。

　営業時間は10時～14時、18時～21時。火曜・第4日曜定休。要予約で、モーニング＝6時～、カフェ＝14時～。