暮らす・働く 学ぶ・知る

「アトツギ甲子園」に鹿児島から2人選出 来月、西日本大会へ

明和食品・専務の川邊篤史さん

明和食品・専務の川邊篤史さん

  • 0

  •  

 中小企業庁が主催する「アトツギ甲子園」の西日本ブロック大会に、鹿児島市から2人の事業承継者が参加する。

[広告]

 アトツギ甲子園は39歳以下の中小企業後継者が新規事業プランを競うイベント。2021年より全国規模で行われており、今年で3回目。中国、四国、九州、沖縄を対象とした西日本ブロックでは書類審査の予選に66人のエントリーがあり、15人が地方大会への出場権を得た。鹿児島県からは明和食品(鹿児島市岡之原町)の川邊篤史さん、落穂会・あさひが丘学園(皆与志町)の水流大樹(つる・ひろき)さんの2人。

 川邊さんは自身も子育てしながら働く親であることから、「忙しい朝の時間を解消したい」と家庭の弁当作りを支えるサービスに注目。おかずの部分を冷凍化し、ご飯を詰めるだけで済むサービスのアイデアを提案した。

 水流さんは障がいがある人向けの「タレント・マネジメントシステム」を考案。障がいがある人は「一般就労時に職場・業務への適応・順応にどうしてもハードルがある」ものの、マッチング・育成・評価(アセスメント)機能がそれぞれ独立し、うまく機能していない現状を踏まえ、各機能を連携させた総合的なシステムを提案した。

 西日本ブロック大会は2月3日、福岡銀行本店(福岡市中央区)で行われる。同大会を勝ち抜いた場合(5人を予定)、3月3日に東京で開催される決勝大会へ出場する。現在、アトツギ甲子園の特設サイトでは地元後継者・推し後継者に「いいね!」を押してもらう応援合戦も展開している。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース