ホワイトタイガーの赤ちゃん、鹿児島・平川動物公園で一般公開始まる

平川動物公園、ホワイトタイガーの赤ちゃんの一般公開が始まった。大きくなるまでは園内散歩も。

平川動物公園、ホワイトタイガーの赤ちゃんの一般公開が始まった。大きくなるまでは園内散歩も。

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 鹿児島・平川動物公園(鹿児島市平川町、TEL 099-261-2326)で2月10日、ホワイトタイガーの赤ちゃん2頭の一般公開が始まった。

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 2頭の赤ちゃんは昨年11月18日生まれ。昨年5月に中国からやって来たホワイトタイガーのタイガ(雄)とコハク(雌)の間に生まれた。国内で飼育されているホワイトタイガーはまだ20数頭で、九州での繁殖は初だった。4頭生まれた赤ちゃんのうち2頭は、コハクが口で運ぶ際に力が入りすぎたことにより圧迫され死亡。残った2頭を人工保育している。

 2頭赤ちゃんがガラス越しに設置されたアクリル製の箱にお目見えすると、「かわいい」「欲しい」などと歓声が上がり、カメラのシャッターを切る音が一斉に響いた。2頭は、じゃれ合ったりカメラに向かって背伸びをしたりと、詰めかけた一般客を喜ばせた。体がやや大きい方が雄、額のあたりの模様がはっきりしている方が雌だ。

 公開の時間帯は毎日10時~13時を予定。普段はトラ舎そばの動物病院におり、一般公開の時間帯にトラ舎へ移動する。飼育員や獣医師がトラ舎までリードを付けて歩くため、園内を散歩する姿を見ることもできる。

 生まれてすぐは体重約1.3キロ(30センチ)だった2頭も、現在では雄が体重11キロ(64センチ)、雌が体重10キロ(60センチ)と順調に成長している。現在の餌は1日3回、ミルクを各200ミリリットルと、うち1回はミルクに馬肉を細かく刻んだもの1キロを与える。現在は「毎日100グラムずつ大きくなっている」という。「赤ちゃんでも、牙も爪も立派なトラのもの、飼育員は生傷が絶えない(笑)」と同園飼育係長の齊野慎一さん。「園内を移動する姿を見られるのは大きくなるまでの間だけ。3~4月ごろには展示方法も変更していく。2頭のほほ笑ましい姿を間近に見て癒やされていただければ」とも。

 同園は現在、2頭の赤ちゃんの名前を募集している(3月9日まで)ほか、売店で販売するミニホワイトタイガーのぬいぐるみを特別価格で販売している(700円、限定600個、3月31日まで)。

 開園時間は9時~17時。入園料は、高校生以上=500円、小中学生=100円。

住所 鹿児島市平川町5669-1

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