「なんばグランド花月」の看板に鹿児島伝統工芸の技-坂田師匠に受け渡し

鹿児島工芸看板の受け渡し式典の様子。下段左から、伊藤県知事、坂田利夫さん、比企社長(よしものデベロップペンツ)。上段左右=ビューティーメーカー、上段中央左から、木原社長(木原製作所)、大瀬さん(大瀬商店)、岩川社長(岩川銘木)。

鹿児島工芸看板の受け渡し式典の様子。下段左から、伊藤県知事、坂田利夫さん、比企社長(よしものデベロップペンツ)。上段左右=ビューティーメーカー、上段中央左から、木原社長(木原製作所)、大瀬さん(大瀬商店)、岩川社長(岩川銘木)。

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 鹿児島の伝統工芸とコラボレーションし吉本興業所属の芸人名が記された「鹿児島工芸看板」が完成し、9月27日に「鹿児島サンロイヤルホテル」(鹿児島市与次郎1)で受け取り式が行われた。

芸人看板受け渡しの様子

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 この看板は「なんばグランド花月」(大阪市中央区、以下NGK)の劇場入口上部にかかる芸人看板で、吉本興業の創業100周年を機にNGKのリニューアルに伴い全国から募集したもの。鹿児島を含め9看板が決定しており、今年4月からは群馬県の「沼田指物」、7月からは石川県の「山中漆器」の芸人看板が掲出されている。

 鹿児島工芸看板は、「大島紬」の縁取りに「川辺仏壇」金具の留金、「屋久杉」の底板に桜島の火山灰で芸人名を描いた。看板の受け取りには、よしもと芸人を代表して「アホの坂田」で知られる坂田利夫さんが大島紬を着て登場。鹿児島の伊藤県知事から手渡された。坂田さんは「看板は芸人にとって『顔』で、すごく大事なもの。宝物が一つ増えたわ」「感謝、感激。ありがとさ~ん」と笑顔に。鹿児島工芸看板は、縦93センチ×幅31センチ×厚さ3.3センチ、37枚。

 会場には、笑福亭仁鶴さん、桂文枝さんなどの看板がずらりと並んだ。「火山灰はわがままを言って使ってもらった(笑)」と「よしもとデベロップメンツ」の比企啓之社長。「伝統工芸の技、芸人看板、見事にマッチしているのでは」と力強く話した。

 10月10日にNGKで除幕式を行うとともに、鹿児島のPRイベントも予定しているという。

 掲出は12月末までの予定だが、「年が明けてから新しい工芸看板に掛け変わるので、鹿児島県の看板で新年を迎えるのでは」(比企社長)とも。掛けかえ後は他のイベントや劇場で使われる予定。

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