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鹿児島の老舗ホテル、西郷どんが愛したレシピ「からしぶた」付きプラン

明治維新150年を迎えることを機に、鹿児島土産として商品化された「西郷どんのからしぶた」

明治維新150年を迎えることを機に、鹿児島土産として商品化された「西郷どんのからしぶた」

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 中央公園(テンパーク)近くの「HOTEL&RESIDENCE南洲館」(鹿児島市東千石町、TEL 099-226-8188)で、西郷隆盛が愛したレシピといわれる薩摩郷土料理「からしぶた」付き宿泊プランの提供が始まった。

同館名物「くろくま」の朝食付き

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 同館がセレクトした鹿児島土産として、「西郷どんのからしぶた」、曽於市末吉町の「柚子(ゆず)こしょう」、鹿児島の日常を絵はがきにした「旅のスパイス鹿児島」の3つのおまけが付く同プラン。朝食は、同館名物で、現在全国1000のホテル・旅館がエントリーしている「朝ごはんフェスティバル」で投票数1位をキープ中の「鹿児島特選黒豚しゃぶ『くろくま』」を楽しむことができるという。

 「西郷どんの教え」を継承していきたいという思いを込め、西郷家の子孫たちが味を再現し、鹿児島土産として4月に商品化されたばかりの「西郷どんのからしぶた」は、西郷隆盛の妻(イト)の実家(岩山家)に受け継がれてきた薩摩郷土料理。豚の角煮にからしと酢を使ったもので、イト自慢の家庭料理として西郷隆盛がとても気に入って食べていたという。

 プラン提供を始めた経緯について、「西郷隆盛のひ孫に当たる隆夫さんと出会い、その味を広めたかった」と話す同館3代目支配人の橋本龍次郎さん。2018年に明治維新150年を迎えることを機に商品化された「からしぶた」を、「ぜひこのプランをきっかけに召し上がって」と利用を呼び掛ける。

 1924(大正13)年に創業し、今年で90年目を迎える老舗の同館。西郷隆盛銅像などの観光施設をはじめ、文化施設や商業施設も徒歩圏内という利便性の良さから、平日はビジネス、週末はファミリー・カップルや外国人観光客による利用が多いという。「お客さまの幸せや笑顔、鹿児島や当館ならではのユニークな企画づくりに今後も力を入れていきたい」と橋本さん。

 料金はセミダブル1室1人5,500円~。来年1月31日まで。

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