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蒲生町で「おおくす音楽会」 「日本一の大楠」の町で、のみの市も

県内外から7組の演奏家が集う

県内外から7組の演奏家が集う

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 蒲生ふるさと交流館(上久徳姶良市蒲生町)で10月30日、「おおくす音楽会とシリーズ“森の市場”かごしま蚤(のみ)の市vol.2」が開催される。

おおくす音楽会のタイムテーブル

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 今年で3年目となる同イベント。同町でアンティーク&ビンテージショップ「Souvenir(スーベニア)」を営む福留陽介さんが中心となって立ち上げた。「根っこにあるのは自分たちの暮らしをもっと楽しみたいという気持ち。目まぐるしい世の中だからこそ、思い出になる一日をみんなで作りたかった」と語る。フォークミュージックやブルーグラス、アイルランド音楽などアコースティックミュージックを好んで聴き、自ら演奏もする福留さん。同イベントにもバンド「The Honest(ジ・オーネスト)」として出演する。

 ステージには県内外から全7組の演奏家が出演。首都圏を中心に活動するアイルランド音楽の演奏家「O‘JIZO(オジゾー)」も東京から招いた。そのほか、さまざまなジャンル・文化背景を持つ鹿児島の演奏家が集う。「蒲生の空気は、さまざまな音楽と不思議とよくなじむ」と福留さん。

 「シリーズかごしま蚤の市」は5月に鹿児島市内で開催された同名イベントの第2弾。イギリスで暮らした経験のある福留さんが、町ごとに特色のあるヨーロッパの蚤の市をイメージし、会場となる市町村を毎回変えながら開催することを思い付いたという。雑貨店や地元作家のクラフトショップなど約40店舗が出店。食事や酒も提供する。

 会場は「日本一の大楠」で知られる蒲生八幡神社のすぐ隣。入退場は自由で、境内を散策することもできる。

 「文化や芸術が暮らしともっと密なものになってほしい。田舎だからと縮こまる必要はないし、もっと積極的に楽しいことを追求していけばいい。このイベントでは毎年自分が一番楽しんでいるが、来場する人も負けずに楽しんで」と呼び掛ける。

 音楽会の開催時間は13時30分~20時。入場料は500円。蚤の市は入場無料。

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