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樟南高校でマルシェイベント OB企業から販売学び地域活性

大きな声で販売を行う樟南高校生

大きな声で販売を行う樟南高校生

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 樟南高校(鹿児島市武岡)で8月27日、商業科と工業科合同イベント「第1回樟南マルシェ」が開催された。

企業ブースで販売の手伝いをする樟南高校生

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 構想に4カ月をかけ、地域住民の協力で開催にこぎ着けたという同イベント。体育祭や文化祭以外で外部との交流企画は同マルシェが初の試みという。

 OBや地元企業などに声をかけ34店が出店。生徒企画の17店と合わせて51店が出店した。

 実行委員長で商業科主任教諭の桑畑竜さんは「商業科や工業科は、普通科と違いどのような学びを行っているのか外に見えない部分が大きい。そこで普段生徒たちがどのようなことを学んでいるのかを地域の方に見ていただき交流を持ちたいと思った。生徒たちにはイベントを通じて学校では学べないリアルな販売について学んでほしいとの気持ちがあった」と話す。

 当日は、ワープロ部による「タイピングゲーム大会」、工業科による「LEDライト作り」「牛乳パックカー作り」「ゴム鉄砲作り」、自動車工学コースによる「電気自動車試乗」などそれぞれの特色を生かした内容で、夏休みの自由研究に最適と親子連れなどでにぎわった。

 地元企業ブースでは、伊佐石窯マイスター協会による自分でトッピングできる「石窯ピザ焼き体験」、「手打ちそば すわはら」による「自宅でできる簡単なそば打ち体験」、ハンドメイドショップによるマルシェ限定のアクセサリー販売などを展開した。

 企業ブースでは生徒たちが大きな声で販売を行い、積極的に客とのコミュニケーションを図っていた。

 桑畑さんは「想像以上にたくさんの方に来ていただいた。今回良かった点や、改善すべき点をまとめて次回開催に生かしていきたい」と話す。

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