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鹿児島湾で焼酎楽しむナイトクルーズ 台風接近も600人が参加

焼酎アドバイザーのクリストファー・ペレグリニさん

焼酎アドバイザーのクリストファー・ペレグリニさん

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 薩摩半島と桜島を結ぶ桜島フェリーで10月28日、鹿児島の焼酎を洋上で楽しむイベント「第1回錦江湾Shochuナイトクルーズ」が開かれた。

芋焼酎を使ったカクテル「しょつモヒ」「つんつんハート」「篤姫スウィート」

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 南九州酒販(鹿児島市南栄4)が主催、同社と県内14の焼酎蔵元で組織された薩摩本格芋焼酎生産者協議会が協賛して開いた。台風22号の影響で安全面を考慮し鹿児島港に接岸しての開催となったが、悪天候にもかかわらず当初の予定人数を超える約600人が参加した。

 船内では同協議会に加盟する蔵元の芋焼酎と梅酒約70銘柄と、黒糖焼酎11銘柄が無料で振る舞われ、2階に設けられた特設ステージでは焼酎アドバイザーのクリストファー・ペレグリニさんによる講演や、鹿児島市で活動するマジシャン・小野田倫之さんのマジックショー、ジャズピアニスト・松本圭史さんらによるジャズ演奏などがイベントを盛り上げた。

 同社では鹿児島の焼酎を全国に広めようと、焼酎を紹介するウェブサイトを運営。現在県内95の蔵元が参加し、登録点数は2600を超える。東京や福岡などで定期的に展示会も行っているが、今回のイベントは「地元の人にももっと焼酎のおいしさやいろいろな楽しみ方を知ってもらおう」と、同社の若手社員らを中心に企画された。

 同社の永吉孝社長は「最近では芋焼酎を使ったカクテルや炭酸で割った焼酎ハイボールなど、新しい飲み方も普及してきているので、ぜひ若い方にもどんどん焼酎を飲んでもらいたい。そしていつかは、家族と自宅で鍋を囲みながら飲むお湯割りのおいしさも知ってもらえたら」と話す。「鹿児島の発展のためにも、焼酎文化を次の世代へ引き継いでいきたい」と意欲をみせる。

 同協議会では定期的に、鹿児島市内を走る路面電車で夜景を楽しみながら焼酎が飲めるイベント「さつま焼酎電車」も開いている。秋季は11月7日~11月17日の火曜~金曜に行われる予定。

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