株式会社現場サポート(本社:鹿児島県、代表取締役社長:吉田竜二)は、ネットリサーチを利用して実施した建設業における働き方に関する実態調査【2025年版】の結果を発表します。本調査は、事前の調査で建設業(建築・土木)に従事すると回答した、20代~50代の経営者、会社員、自営業を対象にしています。また、集計データとしてまとめた全25ページの調査結果レポートを、現場クラウド Conne(コンネ)の自主調査レポートページ(https://conne.genbasupport.com/download/report-202509/)から、無料でダウンロード提供します。
本調査概要
- 調査対象:建設業(建築・土木)に従事する20代~50代の経営者、会社員、自営業
- 回答者数:598名
- 調査期間:
スクリーニング調査:2025年5月23日(金)~5月26日(月)
本調査:2024年5月28日(水)~5月30日(金)
- 調査方法:インターネット調査
調査結果サマリー
建設業で働く3人に2人が転職経験あり

事前の調査で建設業に従事すると回答した方に転職経験を聞いたところ、「ある」と回答した人が63.4%となりました。3人に2人が転職を経験していることになります。
直属の上司や同じ部署・チームの現場の同僚とはほぼ毎日コミュニケーションするも、「他部署・他現場の社員」では「ほとんどない」ケースも

対象者ごとのコミュニケーション頻度を聞くと、「直属の上司」「同じ部署・チーム・現場の同僚」はそれぞれ49.2%、55.4%と半数近くとなりました。
一方で「他部署・他現場の社員」では32.1%、「本社・支店の管理部門(事務等)」では43.8%、「経営層・役員クラス」では47.5%が「ほとんどない」と回答。建設業では現場単位でコミュニケーションが完結するケースも少なくありません。
「上司や同僚に気軽に相談できる」のは約半数。50代では半数を切る

コミュニケーションのしやすさについて「上司や同僚に気軽に相談できる」という質問に対し「そう思う」「ややそう思う」と回答した人は54.5%でした。年代別に見ると50代では49.2%となり半数を下回りました。
また「自分の意見やアイデアが言いやすい」については20代が49.4%であるのに対し、50代では40.0%と差分が見られました。ベテラン社員は職場のコミュニケーションについて窮屈さを感じている様子が垣間見えます。
建設業に従事する20代の3人に2人が転職を検討


現在の転職意向を聞くと50.7%が転職を考えていることがわかりました。また年代別でみると20代では60.2%が転職を検討している結果となりました。
転職先を選ぶ基準は「待遇」プラス「職場の人間関係が良いこと」


転職を検討している人に「次に働く会社を選ぶ際に重視すること」を聞くと「給与水準が高いこと」(35.3%)、「休日・休暇が取りやすいこと(週休2日制の徹底など)」(35.1%)といった待遇面の基準に続いて「職場の人間関係が良いこと」が31.1%となりました。
同様の質問を「待遇が同じならば」という前提で聞くと「職場の人間関係が良いこと」が41.7%でトップとなりました。
その他の質問内容
●転職回数
●職場のコミュニケーション方法
●会社への帰属意識の有無
●会社への帰属意識を持てない理由
●会社への帰属意識の必要性
●帰属意識を高めるために有効だと思う取り組み
●ITツール活用に期待すること
●帰属意識を高めることは人材流出につながるか
●現在の転職意向
●転職を考え始めたきっかけ
●建設業界に対する意見(自由回答)
まとめ:人材不足が叫ばれる建設業界。コミュニケーションの見直しは変化の兆しになり得る。
今回の調査で、建設業に従事される方々の問題意識が明らかになりました。建設業界では3人に2人が転職を経験し、20代の約6割が転職を検討しています。そのきっかけは、待遇への不満や会社の将来性への不安などです。
また、普段のコミュニケーションにおいてほぼ毎日コミュニケーションを取るのは、「直属の上司」「同じ部署・チーム・現場の同僚」がそれぞれ49.2%、55.4%と半数近くなったのに対し 「他部署・他現場の社員」では32.1%、「本社・支店の管理部門(事務等)」では43.8%、「経営層・役員クラス」では47.5%が「ほとんどない」と回答しました。
転職先を選ぶ基準は、待遇や会社の将来性に加え、職場の人間関係も重視されています。自由回答では、建設業特有の働き方や教育の問題、下請け会社とのコミュニケーションのあり方、女性が活躍できる環境整備を求める声も聞かれました。具体的には「もっとコミュニケーションを取ったほうが職場の雰囲気がより良くなると思う」や「みんなが忙しくてコミュニケーションをとる時間がない。残業が定着しており、定時に帰りづらい」などです。
会社からの人材流出を抑止するために、待遇や会社の将来性をすぐに向上させるのは難しいかもしれません。いっぽうで、常日頃のコミュニケーションを見直すことは比較的、取り組みやすいテーマなのではないでしょうか。
下記は、建設業向けコミュニケーションサービスであるConne(コンネ)を導入し、日々の業務を見える化することで、チーム力を向上させた成功事例です。
■チームワーク向上の事例:尾崎建設株式会社さま
https://www.youtube.com/watch?v=gLCTIYU-ANc
現場監督だけではなく社員全員で情報共有。
情報の見える化で主体性を育み、チームワークが向上!

Q:Conneを使用しはじめてから組織の変化を実感されたエピソードはありますか?
安全管理というスペースを作成し、安全パトロールの実施結果を全社で共有しています。そのスペースで、「救急箱の包帯が古くなっていたので取り換えて下さい」と安全パトロールの担当者から指示が入った事がありました。
その投稿を見た事務職員が、業務の合間に補充用の包帯を購入して、現場代理人に「買っておきました」と連絡を入れていた場面がありまして。これを例えば現場代理人しか見られないグループでやりとりしていたら、こういう事は起きなかったと思うのです。Conneでお互いの業務が見えていて、必要な情報が取れるからこそ、自分の判断でスピード感のある対応ができたのだと思います。
当社は規模が大きくない分、お客様に対しては特にスピーディな対応をすることが根付いています。Conneはそれを更に加速できる役割を果たしていると思いますね。
調査結果を網羅した全25ページのレポートはこちら
現場クラウド Conne(コンネ)の自主調査レポートページ
(https://conne.genbasupport.com/download/report-202509/)
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現場クラウドConneは、会社・現場・協力会社の情報共有を円滑にし、現場に関わる皆様の負担軽減はもちろん、コミュニケーションの活性化にもつながる建設業向けのクラウドサービスです。
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【会社概要】
株式会社現場サポートは、建設業向けパッケージソフトウェアやクラウドサービスの企画・開発・販売・サポート、 及び付随するコンサルティング・業務受託を行う企業です。「チームを活かす、だれもが活きる」を理念に、全国の建設業に携わる方の、コミュニケーションを通じたチームワークの向上、働き方の改革、業務の効率化をサポートしています。
ー・ー・ー・本件に関するお問い合わせ・ー・ー・ー
会社名:株式会社現場サポート
担当:白井/太田(シライ/オオタ)
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