鹿児島・平川動物公園がリニューアル-生態展示に順次切り替え

ホッキョクグマの生態展示。水中の様子がガラス越しに観察できる。

ホッキョクグマの生態展示。水中の様子がガラス越しに観察できる。

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 鹿児島の平川動物公園(鹿児島市平川町、TEL 099-261-2326)は3月25日、「世界のクマゾーン」などの一部施設を改装しリニューアルオープンする。

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 動物舎の老朽が進んでいることもあり、建て替えを機に、開園当初からの動物の姿や形を見せるだけの展示から、動物の生活を見てもらえるような生態展示に切り替える方針に沿ったもの。動物たちの見せ場を広くし、水中での様子がガラス越しに間近で観察でき、木に登る習性のある動物は実際に下から見上げることができるようにするなどの工夫を施す。新設した動物舎に動物を移動させた後、古い舎は取り壊す。

 リニューアルされた世界のクマゾーンでは現在、ホッキョクグマ、ツキノワグマ、マレーグマ各2頭とヒマラヤグマ1頭が暮らしている。併せて、「野生のイヌネコゾーン」「インドの森ゾーン(一部)」のほか、食堂オープンテラスも同日オープンを予定する。

2015年までに他のゾーンも順次リニューアルを予定し、順路の勾配にも配慮した工事が現在も行われている。「工事をしながらの営業で、順路が制限されていたり見ることのできなかったりする動物舎があるなど、来園者には申し訳ない」と石堂昭憲園長。「今までとは違う、新しくなったクマゾーンなどで新しい発見をしてほしい。動物にもっと興味を持っていただければ」とも。

 開園時間は9時~17時(入園は16時30分まで)。入園料は、一般=200円、小・中学生=50円。

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