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鹿児島で異業種交流同窓会「5556祭」-社会貢献コンセプトに

1980(昭和55)年4月~1981(同56)年3月生まれの同級生が1つのコンセプトの元に一堂に会する異業種交流同窓会「5556祭@鹿児島」のフライヤー

1980(昭和55)年4月~1981(同56)年3月生まれの同級生が1つのコンセプトの元に一堂に会する異業種交流同窓会「5556祭@鹿児島」のフライヤー

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 1980(昭和55)年4月~1981(同56)年3月生まれの同級生が出身地や出身校に関係なく、1つのコンセプトの元に一堂に会する異業種交流同窓会「5556祭@鹿児島(以下、5556祭)」が6月16日、「かごっまふるさと屋台村」で開催される。

実行委員打ち合わせの様子

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 1977(昭和52)年4月~1978(同53)年3月生まれの同級生が「40歳を機に1000人で乾杯をしよう」と集まった「かごしま5253祭り(以下、5253祭)」に触発されて、「自分たちにもできることをしよう、同年代を盛り上げたい」と実行委員会が立ち上がげられた。通常の同窓会や異業種交流会にはしたくないと、参加者が参加意義を感じられるよう、コンセプト「社会貢献」を掲げる。同級生で活動しているNPO法人を全国から探し出し、自身も被災者でありながら、東北の復興支援活動を行う「BOND&JUSTICE(ボンド&ジャスティス)」の大土雅宏さんと繋がることに成功した。イベント運営費を除いたほぼ全ての収益を寄付するほか、ラバーリストバンド(各500円、全10種)を販売し、売り上げを福島県相馬市の保育園に水を届ける活動に充てる。

 「頑張っている同級生も、今はくすぶっている同級生も、まずは気軽に来てもらいたい。同じ空間に居合わせることで、お互いの刺激になるはず」と話すのは、昨年発足した5253祭実行委員会の久保力也委員長。意気投合のスピードが早く、親近感から賛同する仲間も比較的早く広がる同級生というくくりにおいて、「あそこに聞けば何かある」というようなハブ機能を果たす存在を目指し、人と人を繋ぎ、新しいアイデアが生まれる場をつくる。

 そのほか「横のつながりができたことで、出身校の同窓会にも参加しやすくなるなど、世代を超えた縦のつながりも得られた」と話す久保さん。「横と縦のつながりの中で、スキルや経験、知識や面白いネタなどを集結させ、社会問題の解決や困っている人のためにできることに取り組んでいければ」とも。

 「各年代が主体的に、どんどん手を挙げていくような雰囲気を作りたい」と話すのは、5556祭実行委員本部長の坂松伊津美さん。SNSや各種メディアを通して活動の趣旨などを積極的に情報発信してきたことが功を奏し、5758祭をはじめ他の年代のイベント企画運営を希望する人が、5556祭ではボランティアスタッフとして運営を手伝うという。今後は久保さんをはじめとして各年代のハブを集めたポータルサイトの制作にも取り掛かる予定で、運営モデルを全国展開させていく考えだ。

 5556祭への参加はホームページから受け付けるほか、複数の販売窓口を設ける。詳細はホームページで確認できる。

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