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鹿児島にスペシャルティコーヒーを提供するカフェ「ジニス」-夫婦が開業

2階の様子。右奥には焙煎機。

2階の様子。右奥には焙煎機。

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 鹿児島・西郷隆盛像の近くに4月9日、スペシャルティコーヒーを提供するカフェ「DINIZ(ジニス) CAFE」(鹿児島市城山町、TEL 099‐295‐3636)がグランドオープンした。

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 店を切り盛りするのは、ブラジル人のペリクレス・ジニスさんと妻の葉子さん。2009年11月、吉野町に夫婦で会社を立ち上げ、コーヒー(豆・粉)を販売する傍らコーヒー教室を開いていた。取り扱う豆の種類は「一会(いちえ)」(ブラジル)のみだった。今年2月、「ゆっくり過ごせるスペースを」と同店をソフトオープン。4月のグランドオープンまでを豆の選定期間とし、違う個性を持つ豆を徐々に増やしてきた。

 石蔵を改装した同店。1階はカウンター5席、2階は2人用テーブル3卓で、店舗面積は合わせて14坪ほど。鳥のさえずりが聞こえる店内は壁・木材・照明も明るく落ち着いた雰囲気に仕上げた。

 現在取り扱っている豆は「一会」のほか、「ガクンドゥ」(ケニア)、「サンテリタ」(グアテマラ)、「キヴ」(ルアンダ)、「ドライチェリー」「ダテーラ」(ブラジル)。ドリンクメニューはドリップコーヒー(650円~)、エスプレッソ(600円)、アフォガト、カフェラテ(以上700円)など。スイーツは、かぼちゃプリン、クラシックショコラ(以上550円)、りんごパイ(600円)などで、ローズマリーのビスコッティ(1枚80円)以外は全て自家製。「エンパーダ」(400円)はブラジルの軽食で、注文を受けてからオーブンで焼き上げる。

 同店ではコーヒー教室も開いている。今月は、「入門コース」=23日(9時30分~12時)、「いれ方コース」=30日(10時~12時)。参加費は各2,000円(お土産付き)。申し込みは前日17時まで。

 「コーヒーが好きで、結婚後8年間ブラジルに住んでコーヒーを勉強した。コーヒー農園巡りもしながら、2人でコーヒーに関わる仕事がしたいと思っていた。コーヒーがどうやってできるのか知った時は、より一層1杯のコーヒーに重みを感じた」と葉子さん。「鹿児島のコーヒーが好きな方にも伝えられれば」とも。

営業時間は11時~19時(ゴールデンウイーク以降は21時まで)。月曜定休。

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