天文館公園（鹿児島市千日町）で2月3日「節分の日」、舞妓（まいこ）や花魁（おいらん）姿などに着飾った福女による豆まきなどの企画を盛り込んだ「天文館フェスタ＆招福祭」が行われる。主催は飲み屋街の各通り会からなる「天文館フェスタ実行委員会」。

豆まきに歓声があがったおととしの様子

　おととしリニューアルした天文館公園を会場に、飲食店らが屋台メニューを提供する飲食ブースを設けるほか、ビールや9つの蔵元が提供する焼酎も。ステージでは○×クイズ大会や、ご当地アイドル「セブンカラーズ」のショー、天文館で働く歌手などによる歌謡ショー、客も交えたカラオケ大会を繰り広げる。

　19時30分から予定する豆まきは、昨年文化通りで行い大盛況だったイベント。天文館で働く女性たちが舞妓や花魁風に着飾った様子は見ものだという。天文館の飲食店やスナックなど約500店舗でつくる鹿児島市社交業組合の中原寛さんは「厄を払い、天文館で飲もう！」と呼び掛ける。

　市社交業組合では各通り会と協力し、天文館も浸水などの水害に見舞われた1993年の8・6水害を機に始まったという「天文館まつり」をはじめ、同イベントや「はしご酒企画」などで街を盛り上げたいとしている。生まれも育ちも天文館で、5店舗を構える「居酒屋ゆ」オーナーの中原さんは「情緒あふれる老舗に加えて、若者が集う新店も増えてきた」と説明。「イベントの後は2次会で街に飲みに出て」と呼び掛ける。

　開催時間は17時～21時。飲食チケットは前売り1,000円（当日1,200円）。同組合加盟店で販売する。問い合わせは同組合（TEL 099-224-0466）まで。