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鹿児島のイタリア料理店、ビュッフェスタイルに刷新-ファミリー客狙う

開放感とリラックスできる雰囲気の店内。

開放感とリラックスできる雰囲気の店内。

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 鹿児島・産業道路沿い、オプシアミスミ2階にあるイタリア料理専門店「Coco Brance(ココ・ブラッチョ)」(鹿児島市宇宿2、TEL 099-213-5810)が9月1日、ビュッフェスタイルのファミリー向けレストランとしてリニューアルオープンした。

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 今年3月、小麦粉やパスタ麺などベース素材にこだわった料理を出すイタリア料理店としてオープンした。店舗面積は40坪、席数は65席。錦江湾に向かってガラス張りになっており、桜島が一望できる。

 「商業施設としてのオプシアの集客力には目を見張るものがあるが、大型書店やマックスバリュなどの存在感が大きく、飲食店街の認知度が低い」とオーナーの柳田真一さん。しかし、ランチの時間帯は買い物帰りの子ども連れでにぎわっていたことから、試験的に夏休み期間限定でビュッフェスタイルを取り入れてみたところ、多くの家族連れが同店を訪れたため、「オプシアの客層に適合したスタイル」として本格導入を決めたという。

 「子ども好き」の柳田さんは、高校卒業後福岡の保育系の短大に進学。しかし、教育を学ぶうちに「大人の論理で問題解決される」ことに反発を感じて中退。その後はアルバイトでお金をためては国内各地を旅した。その後、スイミングクラブでの子どもたちとの出会いをきっかけにインストラクターの資格を取得。東京のスポーツクラブなどで子どもたちに水泳を教えていた。父親の事業拡大に伴い鹿児島へ帰ってからはバラエティーショップの仕入れを担当していたが、店内で子どもたちの相談に乗ったりしていた。

 そうした中でレストランの開業が決まり、その責任者として店を任されることになった。店名の「ココ・ブラッチョ」は、イタリア語で「少しかわいらしい、いい店」という意味。柳田さんは「子どもたちに食事のマナーを学びながら、食べることを楽しんでもらいたい。そこで生まれた人間関係が顧客の創造につながるのでは。その意味でも、私たちはお客さま方が楽しく集える場所の提供を通じ、おもてなしの心でお客さまに接することが『少しかわいらしい、いい店』になるための条件では」と意欲を見せる。

 ビュッフェメニューは、エビと野菜の地中海風マリネなどのほか、サラダバーには地元・喜入産の「しゃっきりレタス」などが並ぶ。ナポリピッツアには、定番のマルゲリータ、フォルマッジョ。パスタバーには各種ソースとトッピングの具材を豊富にそろえる。そのほか、デザート、ドリンク類も多数そろえる。

 料金は、大人=1,200円(小学生=680円、6歳以下の幼児=380円、10月からはドリンクバー=200円、3歳以下無料。)。

 営業時間は11時~22時(金曜・土曜・日曜・祝前日は22時30分まで)。

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