食や有機農業、環境に関する国内外の映画を集めた「国際オーガニック映画祭」が9月30日～10月2日の3日間、マルヤガーデンズ7階のガーデンズシネマ（鹿児島市呉服町、TEL 099-222-8746）で開催される。

　主催はNPO法人鹿児島県有機農業協会。2008年から行われている「オーガニックフェスタ」の一部として映画を上映しており、昨年からはガーデンズシネマで映画祭として開催している。

　今年は「食・農・環境 未来へつなぐ暮らしをさぐる」をテーマに、8本の映画を上映するほか、一部映画では上映後トークセッションを予定している。今年の「オーガニックフェスタ」は11月6日に開催予定。

　上映作品は、アメリカの食品産業の裏側に迫るドキュメンタリー「フード・インク」、現役中学生が監督を務め、ヤギを食べる文化のある沖縄県ヤンバル地方を舞台にした「やぎの冒険」、1992年の地球サミットでスピーチした12歳の少女、セヴァン・スズキさんの現在の活動などを追ったドキュメンタリー「セヴァンの地球のなおし方」などの長編4本のほか、「水は誰のものか」「コーヒーの秘密」など短編4本。

　マルヤガーデンズ屋上庭園ソラニワで10月1日、「みんなで餅つき交流会」（18時10分～）を開催。参加費は、事前申し込み＝1,000円、当日申し込み＝1,200円（いずれも餅、1ドリンク、有機野菜2～3品付き。翌2日はマルヤガーデンズ7階オープンガーデンで、「セヴァン・デー」として、セヴァンさんの地球サミットでのスピーチや本人からのメッセージの上映と、スローウォーターカフェ（東京都江東区）代表の藤岡亜美さんと、NPO法人アースハーバー（鹿児島県枕崎市）代表理事の高橋素晴さんによるトークイベント「ポスト3.11未来につながる暮らしと仕事」（13時～）が行われる。

　「『オーガニック』という言葉は広まっているが、本来の意義まで知る人は意外と少ない。一人でも多くの方に秀作を鑑賞してもらいたい。オーガニックや環境について、広い視野で考えるきっかけとしていただければ」と同NPOの和田みどりさん。

　詳しいスケジュールはホームページで確認できる。料金は、長編1回券＝1,500円（一部1,800円、前売り＝1,000円）、短編1回券＝800円（前売り＝600円）、長短3回券＝2,300円（長編2回・短編1回、前売りのみ）、全作通し券＝3,800円（前売りのみ）。前売り券はガーデンズシネマ、山形屋プレイガイド、地球畑各店舗などで販売している。