鹿児島大学の学生有志が天文館のアーケード内で、東日本大震災の街頭募金の呼びかけを行っている。
地震発生後、鹿児島大学医学部の4年生数人が「何か私たちにできることをしよう」と立ち上がり、他学部の学生にも声を掛けた。街頭での呼びかけを始めたのは17日からだったが、通りすがりの一般の人も一緒に呼びかけたいと申し出があり、大学の枠を超えて声がけを行っている。
責任者の島さほさん(医学部4年)は「(被災地から)離れている鹿児島だからこそできることをしたい」と話す。あちこちで募金の呼びかけが行われている天文館。「何かしたいという思いは皆同じ。どの箱でもいいので募金をお願いしたい。何かしたいという思いが少しでも形になって届けられたら」と、有志の一人である生駒今日子さん(医学部4年)。
呼びかけは20日(11時30分~18時)も行う。同日までに集められた募金は同大ボランティア支援センターに集められ、3月末にそのほかの活動で集められた募金とともに日本赤十字社に送られる。