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鹿児島で「ワールド・カフェ」-リラックスした雰囲気で国際交流考える

今年4月に行われたトークディスカッション

今年4月に行われたトークディスカッション

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 国際交流企画「the World Cafe(ワールド・カフェ)」が6月17日、サンエールかごしま(鹿児島市荒田1)5階の多目的フロアで開催される。

食文化交流の様子

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 鹿児島在住の外国人を交え「鹿児島県の国際交流」を大きなテーマに据え開く同企画。ボランティア団体「モノづくり工房~響~」(TEL 090-7293-7062)が主催し、ファシリテーターを濵津綾乃さん、石川世太さんが務める。

 団体代表の牟田京子さんは「学校で英語を習うようになっても、実際にそれを使うのは、英語が話せる人向けの会が多い。そう感じたことが国際交流を取り入れたきっかけ」という。昨年同団体を立ち上げた後、外国人を交えて「ものづくり」を通してコミュニケーションをとる交流イベントを定期的に開いてきた。現在は得意のクレイアートや食文化交流など、月に3回ほど交流会の場を設けている。

 「自分は英語をほとんど話せず、いつも周りに通訳をお願いする。敷居の低い国際交流」と牟田さんは笑う。「人として彼らにもっと寄り添いたいと思えることが学習のモチベーションを高めると思う。私たちのことを分かろうと努力している彼らを見て、それに少しでも応えてあげたい、コミュニケーションしたい、という気持ちと笑顔が大事」と話す。

 日本人はオーバーリアクションや身ぶり手ぶりに対し、「恥ずかしさ」が先行してしまう。「それで一歩引いてしまうのはもったいないこと。英語は共通語だが、しゃべれない=交流できない、ということではない。同じ鹿児島に住む者同士、人と人として、もっと簡単に知り合えるんだと感じてほしい」とも。

 当日は、ファシリテーションの方法の一つ「ワールド・カフェ」という手法を取り入れて開催。カフェのようにリラックスした空間で自由に意見し、発想のやり取りを行う。会場では各テーブルに大きな模造紙を置き、落書きやキーワードを自由に書き込む。席替えを何度も行い、行った先でまた話をし、書かれたものを読む。「ファシリテーションは、(会議やミーティングなど)その場の価値を最大値まで高めること」と石川さん。「『意見が伝えられた』『また参加したい』と思ってもらえるように魅力的な会にしたい」とも。

 開催時間は14時~16時。参加費は1,000円。

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