書籍「D&DEPARTMENTに学んだ、人が集まる『伝える店』のつくり方」(美術出版社)の刊行を記念し、6月23日にマルヤガーデンズで著者のナガオカケンメイさんと「graf」の服部滋樹さんのトークショーが開催される。
マルヤガーデンズ4階のデザインセレクトショップ「D&DEPARTMENT PROJECT KAGOSHIMA by MARUYA(以下、D&D)」(鹿児島市呉服町、TEL099-248-7804)と、大阪を拠点にさまざまな暮らしに関わるものづくりを行う「graf」の共同企画。D&Dマルヤガーデンズ店についての記載もある同書と、「graf」の活動15周年を機に発刊された「ようこそ ようこそ はじまりのデザイン」(学芸出版社)の発売を記念する。
「graf」著の書籍に、「この本には、彼らのものを生む考えの深みがちりばめられている。今の時代に必要なことは、共感できる物語性であり、同時にそれを実行している集団だ」とコメントを寄せるナガオカさん。著書は、ロングライフデザインの商品だけを厳選して定価で販売し、ファンを増やし続けるD&Dの売り場のコンセプトができるまでと、実際のつくり方、運営する人の声などを、体験談を元にまとめる。正しいものづくりを「伝える店」を立ち上げ、全国展開するまでの実録書だ。
トークショーでは、これからの新しい店の価値づくりや売り場づくりについて考え、その後は、ゲストも交えた交流会を開催。出身地の銘菓や銘酒の持ち込みもできる。「D&Dやgrafのファンの方はもちろん、『売り場』に関心のある方はぜひ来ていただきたい」とマルヤガーデンズ営業部の唐仁原由紀さん。
開催時間は18時30分~21時。トークショーの定員は100人。参加費はワンドリンク、交流会費込みで2,000円。事前申し込みは電話、ファクス、フェイスブックから受け付ける。イベント会場でも販売する書籍の価格は、それぞれ1,995円。トークショーの後はサイン会も予定している。