小正醸造(鹿児島市卸本町)が4月15日、季節限定の焼酎「さつま小鶴 いもいも」を季節限定で発売した。
「焼酎は普通、一次仕込みに米麹、二次仕込みにサツマイモを使うため、米麹由来の『甘さ』がある。この商品は一次仕込みに芋麹(白麹)を使うため甘さが抑えられ、すっきりとしたものになっているのが特徴」と総合企画部・営業統括部部長の田中晋作さん。「銘柄を『いもいも』にしたのはどちらの仕込みにも芋を使った全量芋仕込みから」とも。
焼酎の仕込みは10月~11月に行われる。蒸留後すぐは熟成されていないためまろやかさがなく、5~6カ月タンク貯蔵で熟成した後に出荷される。芋麹造りは米麹に比べて難しく、生産量も限られるため、数量限定販売となる。
田中さんは「以前の焼酎ブームで一気に知られるようになったが、焼酎なら何でもいいという風潮があった。米麹と芋麹での味の違いを飲み比べていただければ。『いもいも』は食事ともよく合い、都会の人はロックや水割りが多いようなので、女性の方にも好まれている」と話す。
アルコール度数は25度。価格は1,472円(720ミリリットル)、2,980円(1,800ミリリットル)。全国の主要酒販店で販売しているほか、同社のホームページでも扱う。