鹿児島市の宇宿2丁目から東開町を結ぶ新ルートとして整備中の新橋「黎明みなと大橋」が今年3月に開通する。
同地区は近年、人工島「マリンポート鹿児島」や、先日リニューアルしたイオンモール鹿児島、オプシアミスミなどの郊外型商業施設が出店。それに伴い交通量が増加し渋滞が慢性化している。道路を二分することにより、渋滞の緩和や港湾物流の効率化を目的として2008年に着工開始した。
名称は、県内外から寄せられた325点の応募の中から選ばれた。「新時代の幕開けにふさわしい勇気と希望を与える大橋」「桜島から昇る朝日が見える大橋」であるという意味が込められているという。
桜島や錦江湾の景観に配慮するため、橋板を支える橋げたの厚さを極力薄くする工法を採用。全体的にスリムに見えるように設計されている。当初は桁下高を4.5メートルで計画していたが、マストの高い小型船舶も湾内に収容できるように、桁下高を15メートルに修正したという。
全長は501メートル。