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かごしまメルヘン館で「チェブラーシカ」展―原画や創作風景など

劇場版『チェブラーシカ』果物屋 小道具、パペット(2010年) ©2010 CMP/CP

劇場版『チェブラーシカ』果物屋 小道具、パペット(2010年) ©2010 CMP/CP

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 かごしまメルヘン館(鹿児島市城山町5)で2月7日から、「チェブラーシカとロシア・アニメーションの作家たち」が開かれる。

絵本版の同シーン

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 「チェブラーシカ」をはじめ、ロシアアニメの原画やパペット、舞台装置、映像、挿絵原画など約180点を展示する同展。2012年から全国で巡回展を行っている。ロシアの国民的キャラクターとして老若男女問わず支持を集めているチェブラーシカの人気の理由について、学芸員の森山鮎美さんは「愛らしくて、でもどこか哀愁を帯びた世界観が魅力」と話す。

 展示は4部構成。チェブラーシカが1966年に誕生した当時をひもとく第1部に始まり、第3部では2010年に日本・ロシア・韓国が共同製作・公開した劇場版「チェブラーシカ」の創作風景を公開。全体を通して、キャラクターの顔つきの変化や、製作作業の変化といった変遷を知ることができる。第4部では、宮崎駿さんのアニメ製作の原点にもなったと言われるロシアアニメ「雪の女王」の下絵や、ロシアの新進気鋭作家の作品が展示される。

 チェブラーシカが初登場したのは、ロシアの文学作家「エドゥアルド・ウスペンスキー」の「ワニのゲーナのおともだち」という絵本。大きな耳と茶色の毛、つぶらな瞳が特徴の不思議な生き物で、南の国で好物のオレンジを箱の中で食べていたら居眠りをしてしまい、気付くと箱ごと出荷されロシアにやってきたという設定。瞬く間に人気となり、1969(昭和44)年には人形アニメが登場。作品中では電話ボックスに住みながら、友達をつくるために奔走し、無邪気で愉快な姿を見せる。

 期間中はポストカードやランチボックス、絵本、ぬいぐるみといった関連グッズの販売をミュージアムショップ内で行うほか、入場無料のアニメーション上映会も行う。

 開館時間は9時30分~18時。(入場は閉館30分前まで)。火曜休館。入場料は大人=600円、小・中学生=300円、幼児無料。3月24日まで。

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