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鹿児島で「エコスイーツ」が販売好調-ハロウィーンデザインでにぎやかに

10月初めに鹿児島大学内で出張販売された「エコスイーツ」(一部)

10月初めに鹿児島大学内で出張販売された「エコスイーツ」(一部)

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 学生や企業、市民らが参加するプロジェクト「Eco-Sweets 2014」が今年も、生ゴミを堆肥化して育てた作物などを使った「エコスイーツ」の販売を県内各地の参加店でスタートした。各店で午前中には売り切れるなど、人気を集めている。

収穫を待つサツマイモ畑

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 鹿児島大学(鹿児島市郡元町)内の環境活動グループ「鹿児島大学SCP」(以下SCP)とJAグリーン鹿児島が主催する同プロジェクトは今年で4回目。エコスイーツの原料には、企業や市民から集めた生ゴミを堆肥化して市民と一緒に育てたサツマイモや、規格外で市場に出せないカボチャを使う。カボチャは皮も捨てずに使う工夫も。

 今年から販売期間を2回に分け、10月はハロウィーンにかけてカボチャ、1月にはサツマイモのエコスイーツを販売。趣旨に賛同し参加する店舗は10月だけで約80店舗に上り、菓子店やパン店のほか、カフェや飲食店、ホテルなど幅広い。販売エリアに指宿市も加わり、店頭では共通のポスターやステッカーが目印に。同プロジェクトのホームページには「食べ歩きマップ」を設置し、店舗を紹介する。

 販売を予定するスイーツは、同大近くの洋菓子店「APRICOT」(荒田2)の「ポティロン」(300円)をはじめ、「シンケンスタイルキッチン」(呉服町)の「かぼちゃのシフォンケーキ」(480円)、和菓子店「御菓子司 青柳」(東千石町)の「かぼちゃきんつば」(130円)、「Backerei danken」(中央町、ほか3店)では「かぼちゃあんぱん」(100円)、中華料理店「暖中 鹿児島与次郎店」(与次郎1)では、地元の子どもたちのデザインを採用した「ゆうせいくんのかぼちゃプリンケーキ」(430円)ほか3品、「徳永食堂」(南郡元町)では「かぼちゃのブリュレ」(450円)、「レンブラントホテル鹿児島」(鴨池新町)では週末ディナーバイキング限定で「かぼちゃプリン」など。

 売り上げの一部は、同プロジェクトの次年度活動資金に寄付される仕組み。「エコスイーツの最大の魅力は『食べるだけでエコ』であること」と説明する同大3年の三鼓拓(みつづみ)さん。「参加している店それぞれのエコスイーツを楽しんでいただければ」と参加を呼び掛ける。

 カボチャを使ったエコスイーツの販売は10月末まで。

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