欧風カレーとコーヒーを提供する「あめいろたまねぎ」（鹿児島市卸本町、TEL 099-230-7745）が3月24日、産業道路沿いにオープンした。運営は「すーぷかれー専門店 薩摩剛家」を展開するアジアンスパイス（谷山中央4）。

店内ではバリスタがコーヒーを入れてくれる

　スープカレー店を県内に4店舗展開する同社による、初めての新業態となる同店。「1970年代の喫茶店」をイメージしたという店内には、まきストーブやエスプレッソマシン、スピーカーなどこだわりのインテリアを配置し、食器にも高級ブランドを採用。BGMにジャズやクラシックを流し、「1人の来店でも居心地よく過ごせる店」を目指した。席数はカウンター14席、テーブル26席。

　素材の味を引き出すため、仕込みに10日間かけるという同店の欧風カレー。北海道産を中心に全国から取り寄せる、その時期一番おいしいタマネギを、野菜や果物と一緒にあめ色になるまで炒める。熟成させることで味に丸みを出したカレー粉と、香味野菜を炊いたフォン（だし汁）を合わせ、「胃もたれしない健康欧風カレー」に仕上げる。

　併せて提供するコーヒーは、温かい色味が幻想的な光サイホンを使い、バリスタが抽出する。オリジナルブレンド「あめたまブレンド」（カップ＝400円、サイホン＝500円、お代わり＝300円）など。セットメニューには全てコーヒーを付ける。

　カレーメニューは、「チキンカリー」（1,100円）、「とろとろ濃厚チーズカリー」（1,050円）、「エビ＆ホタテカリー」（1,250円）、「スペアリブカリー」か「シーフードスペシャルカリー」のどちらかを選べる週替わりスペシャルカリー（1,400円）など9種類。いずれもランチタイムはサラダ・ドリンク付きで1,000円になる。

　サイドメニューに「赤ワインとマーマレードで煮込んだスペアリブ」（800円）や、マスタードを付けて食べる「トロトロなん骨の盛り合わせ」（600円）ほか、「鴨（かも）トロサラダ」（800円）なども用意。瓶ビール（400円～）やボトルワイン（1,000円～）と併せて勧める。

　代表の久野剛さんは「3年前から構想していた欧風カレーの店。今後の目標は、鹿児島のカレー店で一番になること」と意気込む。

　営業時間は11時～23時（ランチタイムは11時～14時）。店内分煙。