照国神社近くのケーキ店「YANO CAKE TEN MOKU」隣に10月1日、「割烹山映」（鹿児島市城山町）の3代目若おかみが監修する販売所「Yuki’s kitchen store」（照国町、TEL 099-248-7211）がオープンした。

3代目若おかみの新村友季子さん

　1933（昭和8）年から続く老舗日本料理店の味を自宅で気軽に楽しめるPB商品と、若おかみ・新村友季子さんのレシピで作るヘルシーな総菜を販売する同店。新村さんが主宰して、「山映」や銀座などで行うおばんざい屋企画「若女将の台所」が好評を博す中、そのレシピで作るおばんざいメニューを日常の食卓に取り入れてもらおうと、オープンに至ったという。

　総菜は、後口が良く季節感を大事にした日本料理店の味をベースに、しょうゆ以外はグルテンフリーでヘルシーに仕上げる。新村さんは「普段の食材で作れる和のおかずなので、毎日料理の献立を考えるのは大変、健康も気になる、もう一品足したい、という時などに利用してもらえれば」と話す。

　調理場では、20～30代の子育てママが活躍。「母であり妻であるだけでなく、一人の自立した女性として、楽しく働きながら輝いてもらえる場にしたい」と希望を話す新村さん。同店が軌道に乗れば、ケータリングや弁当事業なども進めていきたいという。「超地域密着型で、皆さまの日々の食卓がさりげなく豊かになり、食を通して何気ない日常の幸せを感じる手伝いのできるお店を目指したい」とも。

　伊勢丹新宿本店や日本橋三越などの百貨店で人気を集めるPB商品は、「黒豚みそ漬け」（810円）や「黒豚なんこつ時雨煮」（972円）、「淡口（うすくち）しょうゆ」（972円）、「柚子入りぽん酢」（864円）、「坊津の塩」（各486円）など。総菜は、「鶏唐揚げ」（324円）、「炊き込みご飯」（324円）、「キヌアサラダ」（378円～）のほか、随時メニューを追加予定。「山映」の料理が限定で登場することもあるという。情報はフェイスブックやメルマガで告知する。

　営業時間は11時～17時。土曜・日曜・祝日定休。