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NHK鹿児島でラジオ番組「西郷どん電話相談」生放送 専門家が子どもの疑問に回答

生放送の様子(NHKニュースから)

生放送の様子(NHKニュースから)

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 NHK鹿児島放送局で8月27日、「夏休み子ども西郷どん電話相談」が行われた。

スペシャルゲストで登場した鹿児島県出身の俳優・迫田孝也さん

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 来年放送予定の大河ドラマ「西郷どん」にちなみ、子どもたちに西郷隆盛への疑問や明治維新など、鹿児島の歴史について考えてもらおうと企画した同番組。

 質問回答者は、鹿児島県立図書館館長で「西郷どん」の時代考証を担当している原口泉さん、西郷南洲顕彰館館長の德永和喜さん、西郷隆盛研究家の安川あかねさんの3人。

 当日は、2016年の大河ドラマ「真田丸」で真田信繁の家臣・矢沢三十郎を演じたことで知られる鹿児島県出身の俳優・迫田孝也さんもスペシャルゲストで登場した。迫田さんによると、2018年の大河ドラマ「西郷どん」では方言指導を担当するという。

 番組では、小学1年生の隈元妃翠さんからの「西郷さんは昔の人なのに、とても体が大きい。好きだった食べ物や、どんなものをどのくらい食べていたのかを知りたい」との質問に対し、安川さんが「西郷さんは身長が1メートル78センチ、体重は100キロを超えていたといわれる。西郷さんは出された物は何でもよく食べたといい、中でも、うなぎ、豚肉、鹿児島の郷土の果物・文旦が好きだったという記述が残っている。子孫が語ったエピソードとして、西郷さんは特に『かるかん』が大好きで、かるかんは、出せば出ただけいくらでも食べたそう。作った人には必ず、『おいしいです』と声を掛けたというすてきなエピソードも残っている」と答えた。

 このほか、「西郷さんの肖像画は似ていないといううわさは本当か」「いつもやさしい西郷さんが怒ることはあったのか」「なぜ犬を連れているのか」などの質問が寄せられた。

 番組を企画した同局シニア・アナウンサーの内美登志さんは「大河ドラマ『西郷どん』の放送に向けて、鹿児島の子どもたちに、もっと西郷さんや明治維新に興味を持ってもらいたいと思い企画した。番組では、小学1年生から高校2年生までの13人と電話をつないだが、子どもならではの視点から生まれた質問やバラエティーに富んだ質問に、あらためて西郷さんという人間の器の大きさと魅力に気づかされた。『西郷どん』の放送開始まであと4カ月。子どもたちが参加できる地元鹿児島ならではの番組をもっと企画していきたい」と話す。

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