出水市の野田運動場(出水市野田町上名)で11月3日、今年で30回目となる「西日本オールドカーフェスティバル」が開かれる。
町を盛り上げようと30年前に数十台で始まり、今では毎年200台以上の昔懐かしい車やオートバイなどが九州各地から集結し、約2万人が来場する同イベント。30周年を迎える今回はクラシックカーをはじめ、トラック、発動機など合わせて298台がエントリーした。
目玉として映画「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」の撮影に使用された全長約8メートルの汎用人間型作業機械(ロボット)「イングラム」を展示するほか、飲食店、特産品販売、車用部品のフリーマーケットなど計39店舗の出店を予定。30回を記念して作られたオリジナルグッズも販売する。
隣接する野田体育館をサブ会場とし、愛好家によるプラモデルの展示、ドローン操作体験のほか、過去開催時に白バイやパトカーがエントリーした車を先導して出水市内をパレードした際の映像も上映する。
鶴の町商工会事務局の中野早裕さんは「人口4000人程度の小さい町だが、歴史が古い町。武家屋敷などが残る街並みとモータリゼーションのギャップを楽しんでもらいたい」と話す。「イングラム招致のためにクラウドファンディングで協力してくださった方も含め、これまでに携わった方々へ感謝している。今年は例年以上に大人から子どもまで楽しんでもらえるようなイベントになったと思うので、ぜひ家族でご来場いただきたい」とも。
開催時間は10時~16時。入場無料。駐車場は台数に限りがあるため、同商工会では公共交通機関での来場を呼び掛けている。