居酒屋「屋久乃庵 梅吉」(鹿児島市中央町)で現在、おせち作りがピークを迎えている。
屋久島で捕れた首折れサバや、トビウオのさつま揚げなど、屋久島料理を中心に提供する同店。10年前からおせちの予約販売を行っており、今年は1人用と4人用合わせて60食以上を作るという。
店主の平田竜久さんは「おせちの内容は、ベーシックな料理から、日本酒に合うようなつまみまで、20品以上」と話す。これまでは居酒屋の店内で調理していたが、今年から総菜店「食の寺子屋 hananoko」(鹿児島市西田)で調理している。
「鹿児島はおいしい食材の宝庫。食を通じて、季節感や素材の持つ本来のおいしさを伝えたい」と平田さん。「ご注文いただいたお客さまに、お正月ならではの料理をご自宅でゆったりと楽しみ、お正月を迎えてもらいたい」と笑顔を見せる。