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鹿児島・天文館に月・星・タロットの幻想画 海嶌あありすけさんが初個展

会場に並ぶグッズ

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 鹿児島のイラストレーター・海嶌(みしま)あありすけさんが10月9日、天文館のショップ&ギャラリー「SOMETHING(サムシング)」(鹿児島市東千石町)で初めての個展「絢爛(けんらん)の星々展」を開く。

海嶌さんの作品

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 女性・月・星・タロットなどをテーマに幻想的なイラストを描く海嶌さん。九州での展示会・同人イベントに出展してきたが、今年は占い雑誌やファンタジーアートの書籍に作品が掲載されるなど、「多くの方に作品を知ってもらう機会が増えた」という。同展が「自身の創作人生の節目になれば」と開催を決めた。

 会場には海嶌図14点、人物画9点を展示する。海嶌図とは「アールヌーボーやステンドグラス、シンメトリーとアシンメトリーを基調とした星・月・花がモチーフの模様の作品群」と海嶌さん。「背景や模様の練習に描き始めたのがきっかけ。当初は10枚程度で終える予定だったが、多くの方に好評で、自分にとっても描くことでリフレッシュできるアートセラピーのような存在になった。描き続けること2年、作品数は約100枚になった」とも。

 海嶌さんはアクセサリーの制作も手掛け、当日会場には月や星とステンドグラスをモチーフにしたピンバッチ、ネックレス、ビスマス人工結晶なども展示販売する。オリジナルのタロットカード、海嶌図87点を収録した画集、アンティーク調の椅子と額装の絵を飾ったフォトスポットも用意する。

 個展名の「絢爛」や「星々」という言葉には「心を照らすような一種の明るさ」を込めたという。「重苦しさのあるこの時代、誰かの心を明るくできれば。幼いころに親しんだようなロマンや幻想を感じ取ってほしい」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は11時~18時。入場料は300円。10月31日まで。

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