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鹿児島に「リモート複業家」 4社を掛け持ち「故郷で暮らしたい」を実現

名山町のコワーキングスペースを利用する橋口夏樹さん

名山町のコワーキングスペースを利用する橋口夏樹さん

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 鹿児島の営業代行フリーランサー・橋口夏樹さんが現在、「リモート複業家」として4社を掛け持ちした働き方に取り組んでいる。

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 橋口さんは鹿児島市生まれ。鹿児島大学工学部卒業後、大阪の東証1部産業機械メーカーや兵庫のベンチャーに勤務したが、コロナ禍をきっかけに「ふさぎこみがち」になったという。「家族の近くで暮らしたい、自然豊かな鹿児島に戻りたい」という気持ちが高まり、30歳を迎える今年2月、帰郷した。

 鹿児島で転職先を探したが条件面で折り合える企業が見つからず、3月からフリーランスとしての仕事探しに方針を変更。ネット上で日々案件を探した。「始めのうちは思うような収入につながらず厳しかった」が、副業マッチングサービス「シューマツワーカー」を使うようになって変化が出てきたという。同サービスは案件の検索のほか、応募段階でのサポートや面談へのフィードバックも必要に応じて提供する。「応募企業に合わせた提案内容やアピールポイントなどのアドバイスがあった」と橋口さん。

 現在は東京と京都のベンチャー企業の営業代行、マーケティング学習アプリのカスタマーサクセス、鹿児島県内企業の営業代行やコンサルティングと、4つの仕事をほぼ同時並行でこなす。フルタイムに相当する稼働時間(180時間)で、大都市圏の同年代の年収に相当する額を稼いでいるという。

 今の働き方で通勤や移動にかかる時間が減り、橋口さんにとって最も幸せな「家族や友人と過ごす時間」が増えたことから、「出社を前提とした生き方は今後も選ばない」と言う。「リモート複業家という働き方を勧めたいとは思わないが、鹿児島で暮らしながら大都市圏の案件を引き受け、自分の能力を生かす選択肢があることは伝えていきたい」と話す。

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