鹿児島県酒造組合(鹿児島市錦江町)が現在、クラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」で「オンライン催事・鹿児島本格焼酎フェア」を開催している。
1月21日に始まった同フェア。複数のプロジェクトを特設ページにまとめて掲載できる「オンライン催事機能」を利用したもので、鹿児島県内の8つの酒蔵が「趣向をこらした」プロジェクトを展開している。
プロジェクトには、イタリアのワイン「アマローネ」の貯蔵たるで追熟した芋焼酎原酒(三和酒造=鹿児島市)、25年熟成で「バニラの香りの酒質に進化した」という米焼酎(神酒造=出水市)、近代的な設備で焼酎作りをする蔵元が初めて甕(かめ)貯蔵に挑戦した熟成酒(大海酒造=鹿屋市)、「奄美群島のみでしか造ることを許されていない」黒糖焼酎(西平酒造=奄美市)などがある。
神酒造の米焼酎は既に目標金額の1000%を達成しており、他のプロジェクトも全て100%を超えている。同組合・専務理事の田中完さんは同フェアを「戦略的PR事業の一環」と言い、「各蔵元が特に若い世代に向けて、それぞれ工夫したものを展開している。焼酎や酒器、周辺の文化や風土も含め、楽しんでもらえれば」と利用を呼び掛ける。
3月9日18時まで。