鹿児島・中央町の酒販店「コセド酒店 中央駅店」(鹿児島市中央町)が「角打ち」を設けて2カ月がたった。
蔵元直送の全国の地酒と地焼酎を取りそろえるコセド酒店。鹿児島市内に本店、天文館店、中央駅店の3店舗を展開する。中央駅店内に9月、「もっと酒の楽しみ方を伝えたい」と店内の一角に「角打ち」を設けた。
本来、角打ちは店で購入した酒を店内で飲むことだが、同店では角打ちで試せる酒を焼酎・日本酒各5種類ほどを用意する。およそ1カ月おきに内容を変えており、11月は、焼酎では「金峰 紅はるか」「ま~らん舟 蔵和水」など、日本酒では「渡舟 テロワール太田ノ谷」「ゆきの美人 秋しぼりたて生酒」などがある。価格は1杯550円前後。使うグラスにもこだわり、「どのグラスが一番おいしく飲めるか」をスタッフで検討したうえで選ぶという。豚みそ、焼豚、黒豚蒸しギョーザ(以上300円~450円)などのおつまみも用意する。
中央駅店は6月、一番街商店街にオープンした。イベントにも力を入れており、9月には一番街アエール広場で三浦酒造(青森県弘前市)とのコラボイベントも開いた。
米盛茂樹専務は「蔵元に出かけて作り手の人と話をし、いいと思ったものを取り入れて販売している。その方がお客さまに薦めやすいし、何よりも自分たちが楽しく過ごせる」と話す。「一番街もライカができたことで人の流れが変わり、若い人も増えている。広場でのイベントにもたくさんの人が集まってくれた。これからも一番街にある店の皆で街を盛り上げていければ」とも。
営業時間は10時~19時(角打ちスペースは14時~)。第2・4月曜定休。