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鹿児島のギャラリー「サムシング」が7周年 さくらもちさんと記念展

来場を呼びかけるさくらもちさん(左)と塚田さん

来場を呼びかけるさくらもちさん(左)と塚田さん

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 鹿児島・天文館のショップ&ギャラリー「SOMETHING(サムシング)」(鹿児島市東千石町)が現在、オープン7周年記念展「あおいろせかい~さくらもち個展~」を開催している。

会場の様子

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 2月2日で7周年を迎えた同ギャラリー。運営はケイオーホテル企画(東千石町)。2019年にギャラリー担当となった塚田悠佑(ゆうすけ)さんはさんは当初、「作家さんに全くツテがなく、ゼロからの出発だった」が、鹿児島在住のイラストレーター・さくらもちさんと知り合ったことで、「若手作家へのつながりが広がった。これまでのお礼も含め応援したい」とコラボ企画を提案したという。

 さくらもちさんも、同ギャラリーについて「一緒に成長していた場所」と話す。普段は「ほんわか」とした優しい暖色系のイラストを描いているが、同展には青をテーマに選んだ。一昨年ごろから「青を描きたい」という思いが生まれ、画家としての活動の中でも青の作品に取り組んでいる。

 会場は青を使ったイラストや絵画約50点のほか、桜島の軽石を青に染めたオブジェを展示するほか、天井にはさくらもちさんが染めたブルーの布も飾る。青の表現には絵の具以外の素材も生かした。和紙を画材のように使い、貼り込んだり、土台に使ったりするなどして質感を出した作品や、アンティークレース、ガラスボタンなどを貼り込み絵の具を重ね塗りすることで「擬似的に金属感を出した」作品なども展示。「こうした質感は実際に見ることで感じられるもの。ぜひ会場で見てもらえれば」とさくらもちさん。

 得意とする暖色系タッチで7周年記念のイラストも描いた。記念イラストを使い、缶バッジやトートバッグなどのグッズ10種類も用意し、同ギャラリーとオンラインショップで販売する。

 ギャラリーのSNSで塚田さんが7周年を知らせるツイートをしたところ、多くの作家が引用ツイートし、「一晩で一気に1.2万ビューを超えた」という。塚田さんは「今後も天文館という好立地で作品発表できる場として、鹿児島の若手作家を応援していきたい」と笑顔を見せる。

 開催時間は11時~18時。入場料300円。3月5日まで。

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