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鹿児島で宇宙研究の市民講演会 「国際天文学連合シンポジウム」記念で

国立天文台VERA入来観測局の口径20メートル電波望遠鏡

国立天文台VERA入来観測局の口径20メートル電波望遠鏡

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 国際天文学連合(IAU)シンポジウム開催記念市民講演会が3月25日、鹿児島大学稲盛会館キミ&ケサ記念ホール(鹿児島市郡元)で開催される。

宇宙メーザーの観測画像

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 海外から多くの研究者が参加する「国際天文学連合(IAU)」のシンポジウム「宇宙メーザー」が3月20日~24日に鹿児島市内で開催されるのを記念して行う。主催は鹿児島大学・天の川銀河研究センター。

 宇宙メーザーは「宇宙からの強力な電波(メーザー)」で、鹿児島大学も宇宙メーザーを放つ天体を国立天文台VERA入来観測局の口径20メートル電波望遠鏡で観測している。「極めて高い解像度で観測する」ことから、日本国内だけでなく近隣諸国の電波望遠鏡、海外研究者とも連携した観測が行われているという。

 市民講演会では、VERAを使って観測されてきた宇宙メーザー天体や天の川銀河に関する研究の成果、今後解明を目指す宇宙の姿、近隣諸国との連携観測、国際協力への取り組みや課題について、3人の招待講師が解説する。

 鹿児島大学共通教育センターの今井裕(ひろし)准教授は「宇宙メーザーの不思議さ、鹿児島にいながらも宇宙の研究を通して多くの国の人々と交流できることの楽しさが伝われる場になれば」と来場を呼びかける。

 開催時間は13時30分~16時30分。参加無料。定員は先着250人。

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