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「躍りたくなる九州卒業論文コンテスト」2回目 エントリー募集

昨年の最終審査会の様子

昨年の最終審査会の様子

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 2回目となる「躍りたくなる九州卒業論文コンテスト(通称=オドロン)」のエントリー論文を現在、鹿児島市内に本社を置く九州地域間連携推進機構(鹿児島市名山町)が募集している。

プレゼンテーションの様子

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 「卒論に光を当て、九州の課題を解決したり、よりワクワクする場所にしたりするための生かし方を考えよう」と昨年初めて開いた。昨年は25件のエントリーがあり、10人のファイナリストを選出。6月に鹿児島大学稲盛会館ホールで最終審査会を行った。

 昨年は「作曲ワークショップが示す公共性とシティプロモーションへの有用性」をテーマにした卒論を書いた徳留将樹さん(京都芸術大学、2022年提出)が大賞を受賞。徳留さんはその後、「コミュニティーソングライター」として鹿児島県内の地域・団体と曲作りをする活動を展開。鹿児島市シティプロモーション事業のテーマソングの作詞・作曲も担当し、3月にその新曲「KAGOSHIMA CITY DAYS」も発表した。ユーチューブで視聴できるようにしたほか、インスタグラムなどの投稿で楽曲を使えるようにするなど、展開を広げた。

 今年「(卒論の)分野・テーマは自由」とし、エントリーシートや最終審査会のプレゼンテーションで、「九州をどうワクワクさせるのか」「課題解決につながるのか」をアピールしてもらう。卒業年度は問わず、大学・大学院・短大・専門学校などを卒業した人の卒業論文・修士論文・博士論文のほか、卒業制作や卒業設計も対象。ファイナリストに8人を選出し、8月11日、熊本城ホールで行う最終審査会に招く。

 「せっかく書いた卒業論文、学内発表で終わらせるのはもったいない」と同社の田鹿倫基社長。「どんな研究にも地域課題を解決し、九州をワクワクした場所にする可能性が潜んでいるはず。オドロンを通して卒論の価値を共有し、生かし方をみんなで考えていければ。多種多様なテーマで応募をお待ちしている」と応募を呼びかける。

 募集は4月30日まで。

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