鹿児島市の「LINK SPIRITS」（鹿児島市易居町）が4月24日、ロゼワイン酵母を使った芋焼酎ベースのスピリッツ「NANAIRO－七色－」を発売した。

飲み方の例

　焼酎・サツマイモを中心とした商品の企画・販売を行う同社。2代目ミス薩摩焼酎で、焼酎ソムリエの資格を持つ冨永咲さんが昨年6月に創業した。今回のスピリッツが初の商品。製造は若潮酒造（志布志市）。

　サツマイモの品種は「コナイシン」。「繊維質で仕込みに手間がかかるため、これまで焼酎の原材料として使われることは多くなかった」が、近年農家が悩まされている基腐（もとぐされ）病にも強いことから、若潮酒造はコナイシンを使った商品開発に取り組んできた。

　今回の商品では「女性や若い世代など新しい市場開拓」を目指し、香りと甘みにはこだわった。「ロゼワイン酵母の減圧蒸留」により「花のような香りと甘みのある味わい」に仕上がったという。紫芋色素でピンクに色付けし、「贈答用にも喜ばれる華やかさ」を加えた。

　「お薦め」の飲み方は「瓶ごと冷凍庫に入れて冷やして飲むパーシャルショット」と冨永さん。「ソーダ割、ロックなど飲み方を変えて、味わいや香りの変化を楽しんでもらえれば」と話す。ホームページでは同品に合う料理のレシピも紹介している。

　価格は4,400円（500ミリリットル）。LINK SPIRITSのECサイトで販売する。