
「鹿児島の地域を伝えるフリーペーパー展」が現在、かごしま県民交流センター(鹿児島市山下町)東棟1階で開催されている。
主催は鹿児島県共生・協働センター(通称=ココラボ)。ココラボはNPO、地域コミュニティー、ボランティアなどの活動サポートを行っている。「これだけデジタル化が進む時代でも、さまざまな目的や思いを乗せて紙媒体が制作されている」ことから、「地域を伝えるフリーペーパーが持つ役割とは何かを改めて問い直す機会に」と企画した。
会場には、NPO、コミュニティ協議会、地域コミュニティー団体、民間企業、市町村の広報課、地域おこし協力隊など全17団体が制作するフリーペーパーを展示する。錦江町の日常を伝える「錦江おてもと」、甑島(こしきじま)に生きる人々にフォーカスした「KOSHIKI ZINE」など鹿児島各地から集め、各紙の紹介や「制作する中で楽しいことや大変なこと」へのコメントもパネルにまとめた。鹿児島市からは「子ども記者」が作る200部発行の「名山新聞」を紹介。持ち帰りできるフリーペーパーも用意する。
展示企画展担当の山本美帆さんは「地域愛と個性あふれるフリーペーパーと出合い、その存在意義や作り手の思いに触れてもらえれば」と来場を呼びかける。
開館時間は9時~17時。月曜休館。入場無料。駐車場は2時間無料。9月27日まで。