ラーメン店「麺や。丁（ちょう）」（鹿児島市宇宿、TEL 099-298-1135）が鹿児島市電・脇田電停近くにオープンして、9月4日で3カ月がたった。

店内やラーメン

　東京の一風堂で10年修業したという店長の長尾健志さんが運営する同店。長尾さんは三重県出身で、東京・岡山・沖縄でラーメンに携わり20年だという。店名は、長尾さんの実家が昔経営していた靴の卸小売業店に由来し、「安定」の意味も込めた。

　中央駅近くに先月移転オープンしたラーメン店「雨ニモマケズ」が以前営業していた店舗で、同店の店主も「一風堂」で修業していたことから、面識はなかったものの縁を感じ、同物件への出店を決めたという。店舗面積は20坪。カウンター5席、テーブル3卓（12席）を備える。

　ラーメンは、ゲンコツなどの豚ガラを高火力で長時間煮込んだスープを使った「トンコツ」（850円）、豚骨・鶏・野菜のスープを使った「ニンニクショウガ」（950円）、太麺に甘辛しょうゆだれで仕上げた「マゼソバ」（900円）を用意する。ニンニクやネギなどの香味野菜を長時間揚げて作る黒マー油も希望があれば無料でトッピングできる。

　長尾さんは「スープと麺の相性にこだわり、数百回の試作を重ねてたどり着いた組み合わせで提供している。鹿児島ラーメンの新しいスタイルを目指していきたい」と意気込む。

　営業時間は、11時～14時30分、18時～22時。火曜定休。