デザインに関心の高い企業や団体などが一堂に集い、多様な視点での作品を展示する「かごしまデザインフェア2012『デザイン百覧会』」が2月24日~26日、かごしま県民交流センター(鹿児島市山下町)で開かれる。
21回目を迎える同フェア。鹿児島のデザイン振興、企業のデザインマインドの高揚や若手デザイナーの育成などを目的に、「デザインで何ができるか。デザインに何ができるか」をスローガンに掲げ鹿児島デザイン協会などが毎年この時期に開催している。
「見て、触れて、感じる」をテーマに据えた今回は、鹿児島純心女子短期大学生活クリエイティブ科の学生と卒業生によるファッションショーを開く(24日14時~15時)ほか、デザイン分野における知財活用セミナーとして、特許庁審査業務部の清野貴雄さんによる講演「ビジネスにおけるデザインの知財戦略~なるほど、日本のすてきな製品~」、アサーティブ&シーエス開発部長の桜井真理子さんによる講演「『売る』『売れる』ために!デザインを考える」を予定。47都道府県の「あいさつ」をテーマに、グラフィックデザイナーがデザインした「方言カルタ」も展示する。
鹿児島デザインフェア実行委員会の大嵩文雄委員長は「自粛ムードの中で、デザインが果たすべき役割を考えさせられている。今だからこそという思いが強い」と話す。ファッションショーなどの準備で陣頭指揮を執る柳田博文さんは「フェアには、デザインに携わる多種多様な鹿児島の企業・団体、個人が出展する。来場者の投票で決まる『デザイン百覧会賞』も行うので多くの方足を運んでいただければ」と呼び掛ける。
開催時間は10時~18時(最終日は17時まで)。入場無料。