セイカ食品、「フードバンクかごしま」の活動に協力-「食品ロス」減らす活動広がる

「もったいない」を「ありがとう」へ。「フードバンクかごしま」の活動を続ける原田さん。

「もったいない」を「ありがとう」へ。「フードバンクかごしま」の活動を続ける原田さん。

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 セイカ食品(製菓部=鹿児島市唐湊4)が2月14日、「フードバンクかごしま」(下荒田4)の活動に協力すると発表した。

 「フードバンクかごしま」は昨年4月に発足。「もったいない」の観点から、まだ安全に食べられるのに廃棄されてしまう食べ物(=食品ロス)を減らし、食糧弱者に食べ物を無償で届ける活動を行っている。県内の児童養護福祉施設や老人ホーム、障害者就労施設などに食べ物を届けるだけでなく、昨年は5回にわたって被災地に食べ物を届ける活動を行った(現在も継続)。

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 両者は、今年1月に「SOHO鹿児島」で行われた「ビジネスマッチング交流会」に参加していた。「フードバンクかごしま」の活動発表にセイカ食品が応じ、活動協力を申し出た結果、協力体制が実現することになったという。

「交流会でフードバンクの活動を初めて知った」という製菓部部長兼広告担当の牧迫昭郎さんは「お菓子には人を楽しく明るい気分にする、笑顔にする力がある。しかし、製造上・流通上のルールなどで、品質上は問題無いのに販売できない製品があり、廃棄せざるを得ない。経済的に食事やおやつに不自由されている方々に、少しでも満足していただければありがたく、また、お役に立てて光栄」とコメントを寄せる。

 「フードバンクは『もったいない』食べ物を『ありがとう』に変えることができる活動」と話す「フードバンクかごしま」理事長の原田一世さん。今月初めに開催したイベントでは、集まった一般客に活動や食品ロスの現状を話す機会があった。「賞味期限の気にしすぎ(期限が先のものを選ぶなど)や冷蔵庫でダメにしてしまうなど、食品ロスは消費者個人の意識に寄るところもある」「(自費で活動しているので)今は小さくしか動けなくても、続けることで個人の意識が少しでも変わればいいし、活動を知っている人が増えることが今まで協力してくれる人たちへの恩返し」と、今後も呼び掛けを続けていくという。

 同社はすでに、さつまいもスナック「パフィモ」(3ケース、8.1キロ)を提供。県内の施設に配布された。3月12日には「ブドウアメ」など約150キロのお菓子を提供する予定という。