テントで全国旅公演する「劇団どくんご」、鹿児島市で千秋楽

テントで旅公演を行う「劇団どくんご」が今年最後の公演を行う。今年の公演は新作「太陽がいっぱい」。

テントで旅公演を行う「劇団どくんご」が今年最後の公演を行う。今年の公演は新作「太陽がいっぱい」。

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 鹿児島に拠点を置き、持参のテントで日本各地の野外公演を行う「劇団どくんご」が11月23日~25日、甲突川左岸「ライオンズ広場」で公演第26番「太陽がいっぱい」の今年最後の公演を行う。

劇団どくんごのテント

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 1983(昭和58)年、埼玉県の演劇部を母体に発足した同劇団。1988(昭和63)年に初めて旅公演を行い、鹿児島県出水市に拠点を移した2009年からは、毎年全国を巡る旅公演を続けている。行脚中のほとんどを自分たちでの建てるテントで暮らすため、建てては崩しを繰り返す。今年は4月末の出水市での公演を皮切りに、鹿児島から北海道まで42カ所・約70公演を行ってきた。

 鹿児島どくんご上演実行委員会のメンバーで、自身も「劇団少年記」団員である船倉弘恵さんは、公演を見に行ったり、テント設営を手伝いに行ったりと「1度公演を見て以来15年以上のファン」。船倉さんは「今年もすでに3回見た」と笑う。

 昨年まで3年連続で公演していた「ただちに犬」シリーズが終わり、今年は新作の「太陽がいっぱい」を公演する。出演者6人のうち3人が今年だけのゲスト出演として入れ替わっているが、「毎度のパワフルさは変わらず、どくんご独特の雰囲気もそのまま」と船倉さん。

 例年は旗や布飾りを天井から垂らすことが多いが、今年は初めて背景の絵が多用されているという。冒頭、映画「太陽がいっぱい」の主題曲から始まるが内容は全く関係はない。「どういう内容なのか説明するのは難しいが、太陽がいっぱいな気持ちになれる」と紹介する。「話が進むにつれ幕がだんだん取り払われ、周りの景色や観客までも巻き込んでいくいつものアドリブは見どころ。ストーリーはあるようでないので、ストーリーは追いかけないで(笑)」とも。

 開演は19時。料金は、前売り=2,500円、当日=2,800円(大学生=2,000円、中高生=1,300円)。チケットは山形屋、十字屋クロス、劇団少年記(TEL 090-9723-6807)などで取り扱う。

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