鹿児島・天文館の中心「タカプラ」向かいの天文館ビル地下1階に1月25日、コンセプトダイニング「DAICHI dining(ダイチダイニング)」(鹿児島市東千石町、TEL 099-227-7775)がオープンした。
店舗面積は約180平方メートル、カウンター6席、フロアテーブル40席、個室4席のほか、ロフト2部屋(大=14席、小=2席)を設ける。コンサルティングを中心に飲食店や和菓子店なども手掛けている「ToBe」(福岡県福岡市中央区天神)が鹿児島に出店する初めての飲食店。前身の「キムカツ 天の川」閉店後、約2週間でオープンにこぎ着けた。「鹿児島は好きでよく来ていた。これだけ良い食材がそろうところはそうない。大地の恵みが豊富な鹿児島ならではのメニューを提供したい」と同社社長の後藤倫さん。
オープンメニューは福岡・大名のシェフと考案した。3,000円の鍋コースには、鶏肉のモモ・ムネ肉を使う「美人鍋-DAICHI-」、エビ・カニなど魚介を使う「美人鍋-UMISACHI-」、桜島の溶岩に見立てた黒い石鍋の「桜島鍋-DAICHIスペシャル-」や男性に人気という「男前な炙(あぶ)りもつ鍋」など、鹿児島の豊富な食材を生かした鍋9種類を用意。
一品メニューでは、揚げゴボウチップ、クスクス、季節の野菜20種類を使う「ボリューミィなDd20サラダ」(850円)、バターと小麦粉を使わず豆腐と長芋で作るベシャメルソースの「十五穀米のチキンドリア」(680円)「奇跡のヘルシーペンネえびグラタン」(780円)、丸ごとの玉ネギを花のように揚げる「オニオンブロッサム」(880円)などを提供する。
「自分は鹿児島に縁もゆかりもないが、鹿児島を、天文館を盛り上げていきたい」という後藤さん。「観光客は絶対に天文館に来る。素材も内面も、外部から見て初めて分かる鹿児島の良さがある。そうした魅力も店を通じて伝えていきたい」とも。
営業時間は11時30分~23時30分(ランチタイムは11時30分~16時)。