人気の参加型ゲームイベント「リアル脱出ゲーム」を、一軒家を舞台に展開する「アジトオブスクラップ鹿児島」（鹿児島市松原町、TEL 099-295-3803）が4月18日、鹿児島市電いづろ電停から徒歩5分の場所にオープンした。

会場外観

　県内では商業施設などで度々イベント開催されてきた「リアル脱出ゲーム」。常設型施設は、九州では福岡に次ぎ全国で8店舗目となる。「カラオケや映画のように気軽に遊びに行け、大人が本気になって遊べる場所」として、イベント企画会社「SCRAP（スクラップ）」（東京都渋谷区）が運営する。

　会場では、約89坪の広さの部屋に隠されたさまざまな暗号や謎のアイテムを使いながら、最大10人の参加者同士で協力して脱出に挑戦する。制限時間は1時間。終了後には答え合わせの時間も設ける。現在公演中の第1弾ストーリーは、マンションの一室に閉じ込められたという設定の「謎の部屋からの脱出」。平均脱出率が10パーセントに満たない難問だという。

　2007年に始まり、今では世界中で70万人以上が遊んでいるという「リアル脱出ゲーム」。20～40代の大人を中心に人気を集める。「子どもや学生の方はもちろん、大人の方にも夢中になって遊んでいただきたい」と話すのは、鹿児島店の前之園亜希子店長。「一人でも多くの鹿児島県民を閉じ込めるべく、頑張りたい」とも。

　開催時間は金曜＝16時～・18時～・20時～、土曜・日曜・祝日＝11時～・13時～・15時～・17時～・19時～。前売りチケット料金は、一般＝2,500円、学生＝1,500円。5月31日の公演分まで、チケットぴあで販売している。