鹿児島中央ターミナルビル1階の「下堂薗茶舗」（鹿児島市中央町、TEL 099-822-5100）が、昨年夏に発売して好評だった「かき氷」のテークアウト販売を始めた。

翡翠（ひすい）のような緑が鮮やかな「夏煎茶」

　昨年は店内が満席で提供できない時もあったことから、今年からテークアウトにも対応した。「夏煎茶のかき氷」「ほうじ茶のかき氷」「紅茶のかき氷」の3種類で、価格は各350円（イートインは450円）。「紅茶」は新メニューで、50円増しでミルクを付けることができ、ミルクティーのかき氷にもなる。氷は市内の氷店から仕入れ、きめが細かくて柔らかい「上質」な食感を楽しむことができるという。

　同店ではそのほか、ミント緑茶と炭酸水で爽快感を出した「ミント緑茶スカッシュ」（450円）など夏限定メニューも用意。水出しアイス緑茶「夏煎茶」は、1989年の発売以来のロングセラーで、例年この時期には中元ギフトとしても人気という。鹿児島産にこだわった緑茶・抹茶に加えて、茶の芽のうま味が詰まった「ダゴ」を焙煎（ばいせん）し、香りを引き立てた。価格はティーバッグ15個入り＝1,026円、30個入り＝1,620円。

　同店店長の岩越守さんは「近くの短大や専門学校、駅を利用する学生の皆さんなどにも、かき氷をきっかけに店を利用してもらえるようになれば」と期待する。「お茶屋自家製のお茶シロップで食べるかき氷を、非日常空間の茶舗で味わって」とも。

　営業時間は11時～22時（金曜・土曜は24時まで、日曜は18時まで）。かき氷の提供は9月末まで。