城山観光ホテル(鹿児島市新照院町、TEL 099-224-2221)内で地ビールを醸造する「城山ブルワリー」に、「天文館みつばちプロジェクト」とコラボした「天文館ハニーエール」が期間限定で登場し、人気を集めている。
マルヤガーデンズや山形屋の屋上で市民が養蜂して収穫された「天文館はちみつ」を使う同商品。3年前にスタートした同プロジェクトとは昨年からコラボをスタートした。今年は「あっさりした甘さ」の「天文館はちみつ」をビールの発酵過程で混ぜ合わせ、「蜂蜜のコクと風味豊かなエールの味わいを楽しむことができる味」に仕上がっているという。
ホテル館内のレストランやビアテラスで販売するほか、全国各地のビールバーなどにも出荷。「チチビスコ」(上之園町)や天文館「ビアライゼ」(千日町)では既に終売するなどの人気ぶりで、県外で同商品を気に入った人が工場見学に同ホテルを訪れることもあるという。
城山ブルワリーは2004年にオープンしたビール工房。これまでも桜島小みかんを使った「ベルギーホワイト」や奄美大島の黒糖を使った「スタウト」、佐多岬のハーブを使った「レモングラスビール」、根占のビワ茶を使った「ペールエール」など地元の食材を使ったフレーバービールを製造、販売。南さつま市の金柑を使った「金柑セゾン」が間もなく同ホテル内のビアテラスと「ビアライゼ」限定で販売をスタートするほか、9月には徳之島の長命草を使った、苦味と飲み応えのある「まぁざくIPA」を販売予定という。
「鹿児島ならではのビールをぜひこの機会に味わって」と同ブルワリー醸造責任者の倉掛智之さん。9月16日には同ホテル内レストラン「ホルト」でいろいろなビールが味わえるクラフトビアパーティーも予定する。
価格は1杯500円。各店、在庫がなくなり次第終了。商品の問い合わせは同ホテルまで。