「強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話」（徳間書店）で注目を集める著者・宝槻（ほうつき）泰伸さんを招いたトークショーが12月13日、鹿児島駅近くの内村建設（鹿児島市上本町）で行われる。

イベントフライヤー

　「学校よりもクリエーティブな1日にできるなら無理に行かなくても良い」という父親の教育方針の下、著者と2人の弟が高校にも塾にも通わず京都大学に入学するまでの物語がつづられた同書。ヤフーニュースなどで30万を超えるページビューを記録したほか、さまざまな人生のストーリーを集めた「STORYS.JP」では殿堂入りを果たすなど、話題を集めている。

　その出版を記念した「戦略的家庭教育のススメ LIVE 2014冬」。自身も3児の父である宝槻さんによる実体験を基にしたトークショー後は、家庭での問題や、それに対する取り組み方を共有するダイアログを開催し、参加者が「家庭教育のヒントを持ち帰る手伝い」をするという。

　主催の「ホーム・スクーリング・ラボ鹿児島」を立ち上げたのは、個別指導の数学塾で指導する「SANDECO COFFEE 数学カフェ／数学塾」のオーナー・上野晋太郎さん、鹿屋市地域おこし協力隊の緒方康浩さん、2児の父であり同イベントの会場を提供する同社社長室長の内村明高さんの3人。

　同イベントを企画した目的について、都会と比較して地方は教育の環境インフラが整いきっていないことを挙げ、「家庭教育をもっと知り、鹿児島に広めたかった」と説明。「子どものやる気や好奇心を伸ばすための、親と子のコミュニケーションのヒントがたくさん得られるのでは」と期待を寄せる。「家庭教育仲間を作って」とも。

　開催時間は14時～17時。参加費は一般＝2,500円、ペア割＝4,500円、親子割＝4,000円。申し込みはウェブから受け付ける。問い合わせは緒方さん（TEL 080-5476-6439）まで。