鹿児島中央駅西口近くに5月16日、インド料理専門店「Ajowain（アジョアン）」（鹿児島市西田、TEL 099-296-8422）がオープンした。

　店舗面積は24坪。オープンキッチンに対面するカウンター6席、テーブル席32席を設ける。テーブルなどの家具はオーク調にし、塗装にわらを混ぜた壁は濃いめの青色に仕上げた。「インド料理店は黄色やオレンジなど明るい色を使うことが多いが、異空間をイメージして少し暗めで落ち着ける店内」を目指したという。店名の「アジョアン」はインドのスパイスの名称で、消化を助ける調味料として使われているもの。

　開店のきっかけについて、店主の菱田誠さんは「県外でインド料理を食べたのがきっかけ。鹿児島にはインド料理店自体が少ない上、インド人シェフが作る店はほとんど無かった。本場のインド人が作る料理を提供したかった」と話す。しかし、シェフ探しには相当な苦労があった。「インド人シェフは東京、大阪、京都…いろいろ探した。間に人を介して話をするので対話が難しかった」という。シェフは現在2人だが、6月にはもう1人雇い入れる意向だ。

　ランチメニューには、Aセット（日替わりカレー、サラダ、スープ、ナンorライス、680円）、Aセットにドリンクが付いたBセット（880円）、Cセット（日替わりカレー、サラダ、スープ、ミニナン、ミニライス、ドリンク、980円）のほか、3種のカレー（ポーク、シーフード、日替わり）とチキンティカが付いたアジョアンAセット（1,200円）などを用意。150円追加で、チーズナン、ガーリｯクナン、ホウレンソウナン、アルナンに変更できる。

　夜のメニューは、チキンカレー、キーマカレー（以上800円）、マトンカレー（900円）、タンドリーチキン（450円）、プレーンナン（300円）、ガーリックナン（450円）などの単品メニューのほか、アジョアンセットA（1,380円）、マハラジャセット（1280円）、マハラニセット（1,200円）などのセットメニューも用意。辛さは甘口から超辛口まで10段階で調節できる。

　ドリンクは、チャイ（300円）、ラッシー（350円）、マンゴーラッシー（450円）、チャカラビール（550円）、インド産ワイン（グラス450円、ボトル2,800円）など。

　菱田さんは「インド本場のカレーは辛いというイメージがあるが、調節もできるので子どもにも食べられる。カレーには新陳代謝を上げる働きなど体にいいので、インド料理を食べたことが無い方に向けて、もっと発信していきたい」と話す。

　営業時間は、ランチ＝11時～15時30分、ディナー＝17時～22時30分。