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マルヤで「ダシ」「しょうゆ」に迫るドキュメンタリー公開 枕崎かつお節職人トークも

「千年の一滴 だし しょうゆ」©プロダクション・エイシア/NHK

「千年の一滴 だし しょうゆ」©プロダクション・エイシア/NHK

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 鹿児島・枕崎のかつお節職人も出演する日本・フランス共同制作のドキュメンタリー映画の上映が4月18日、マルヤガーデンズ(鹿児島市呉服町)7階のガーデンズシネマ(TEL 099-222-8746)で始まる。

最高品質の「本枯節」を作る今給黎秀作さん

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 ドキュメンタリー映像作家・柴田昌平監督の最新作「千年の一滴 だし しょうゆ」。2013年に放送されたNHKスペシャルの和食特集がベースとなり、柴田監督がヨーロッパ各国のスタッフとともに再編集、「日本人と自然との関係を、食を切り口に見つめる」ドキュメンタリー作品に仕上がった。フランスやドイツでは6回もアンコール放送を行うなど大きな反響を呼び、現在、日本全国の劇場で上映が始まっているほか、今後はイタリア、タイなど海外でも放送が決定しているという。

 木村多江さんらの語りで進むストーリーは、第1章「だし」、第2章「しょうゆ」にそれぞれスポットを当て、先人たちの知恵を受け継ぎ、その数を減らしながらも日本のダシ・しょうゆ文化を継承する列島各地の職人を紹介。北海道の昆布漁師、宮崎のシイタケ農家、京都の種麹屋や料亭の主人、ダシの源にある「禅」の教えを伝える禅寺など。

 鹿児島・枕崎からは、かつお節の中でも最高品質の「本枯節」を作る今給黎秀作さんが出演。映画を通して、「(ダシの)1+1は必ずしも2ではなく、7~8に広がる不思議な世界」を感じてもらえればと話す。

 ガーデンズシネマ代表の黒岩美智子さんは「日本の食文化の叡智の素晴らしさが、美しい映像を通して分かりやすく表現されている」とコメント。18日の初回上映前後には職人による「本格ダシ」の試飲会を行うほか、上映期間中は柴田監督と今給黎さんによるトークショー、職人による「鰹節のオイシイ使い方」ワークショップも予定する。

 上映は5月8日まで、1日2回。トークショーは同館で4月25日12時40分~。参加無料。ワークショップは5月3日13時~15時。参加無料、要予約。問い合わせ・申し込みは同館まで。

※初掲時、内容に一部誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

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