高麗町から上荒田町への局舎移転を5月1日に控える鹿児島市交通局(鹿児島市高麗町、TEL 099-257-2111)が、新マスコットキャラクター「バスでん仮面」を発表した。
市電を父に、市バスを母に持つひとり息子という設定で登場した同キャラクター。薩摩の家紋・丸に十字の仮面は、交通局の記章がモチーフ。電停やバス停で「おやっとさあ」とあいさつするのが日課で、局舎移転に向けて新調したという黄色いダブルのスーツには、「市電と市バスをダブルで愛してほしい」という思いを込めているという。
市産業創出課が主催する「かごしまデザインアワード2014」で局の新キャラクターを公募したところ全国から125件のアイデアが集まったという。梅田啓介さん(京都府)と東郷亜依さん(福岡県)のデザインが採用され、同アワードではパブリック部門賞も受賞している。
局では、フェイスブックや各種広告物に使うなどして浸透を図る。「これからたびたびお目にかかると思いますので、市電・市バスともどもよろしくお願いいたします」と総合企画課の漆島雄次さん。
新局舎には、市電・市バスの資料展示室が新設されるほか、電車の整備工場や変電所などの見学や、電車運転体験も計画する。「これからもますます皆さんに親しんでいただける交通局を目指して、準備を進めている」とも。