山形屋(鹿児島市金生町、TEL 099-227-6111)1号館6階の大催場と 5階下りエスカレーター前特設会場で6月8日、東北6県のグルメや工芸品などを集めた「東北6県味と技展」が始まった。
昨年6月以来2回目となる同展。前回は延べ5万人を動員するなど盛況だった物産展で、青森・秋田・岩手・山形・宮城・福島から各地の名店・老舗のアイテムが一堂に集う。今回は初出店を含む約70店、1500アイテム以上がそろう予定。
目玉は石巻・女川の高校生らがバイヤーとなって買い付けた商品を販売する「高校生百貨店」。大阪に次ぎ、全国2カ所目の出店となる。さまざまな学校から集まった高校生20人が地元の街を歩いて発掘した商品を並べるほか、生産者から聞いた思いや背景などを手作りのパネルにして展示する。
震災の炊き出しから生まれ、復興への思いが込められた「女川カレーBOOK」(4人分=750円)は限定100個を販売。生徒らが開発した缶詰「くじら大和煮」(600円)やつくだ煮、そぼろ、震災で仕事をなくした人が瓦礫(がれき)で製作したアクセサリーなどグッズもそろえる。山形屋企画課の夏迫公治さんは「ボランティアで取り組む学生らの強い思いを知っていただき、鹿児島から応援してほしい」と呼び掛ける。
そのほか、秋田の比内地鶏と「あきたこまち」を使った親子丼(1,080円)や、岩手のわんこそば食べ放題(1,620円)などを提供するイートインスペースも開設。期間中、現地のゆるキャラが来場客を迎え、日替わりイベントなどでもてなす。
開催時間は10時~20時(最終日は17時まで)。今月15日まで。